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世界一の九州が始まる!

番組概要

九州で、情熱を傾け、挑戦する人たち。
命をつなぐ食の生産者、伝統工芸に新しい技術や素材を組み合わせる工芸家、若きクリエーター、最先端技術に挑む企業技術者や町工場、世界記録に挑むアスリート、人気ショップやイベントの仕掛け人、巨大建設物のプロジェクトリーダー・・・。
さまざまなジャンルで、「世界一」「オンリーワン」と誇ることの出来る九州の魅力を紹介します。

次回の放送内容

世界一の九州が始まる!【海から陸(おか)へ!船舶トイレが介護を変える】【字】

番組内容
大分県国東市で船舶用の分電盤や換気扇、排水ポンプなどの電装品を製造する有限会社KODEN。
代表商品は「スーパーマリントイレ」と呼ばれる船舶用水洗トイレ。
現在、100社以上の水産関連企業に納入しているヒット商品だ。その技術を応用し、介護用水洗トイレ「まりん」を開発。
上下水道につなぐだけで寝室にも設置可能で、要介護者をかかえる家庭に好評だ。
「みんなが喜ぶモノづくり」のため奮闘する安立さんの姿を追う。

制作
OBS大分放送


おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。

今回の放送内容

話せて笑顔!声が聞こえるスピーカー

耳が不自由、難聴の人は10人に1人、60歳以上は4人に1人と言われる。聞こえづらい人たちによく聞こえるスピーカーが有る。ユニバーサル・サウンドデザイン社の「コミューン」だ。

 

開発のきっかけは、佐賀・吉野ヶ里町の日清紡マイクロデバイスAT社(当時・佐賀エレクトロニックス社)へ、ユニバーサル・サウンドデザイン社の中石真一路(51)がやって来たことから始まる。

 

当時、半導体メーカーとして新たな活路を求めていた佐賀の会社は、他の会社に開発を断られ続けていた中石に対して開発GOを出した。しかし、高音質なのに小型化という矛盾する要求は、技術者たちを悩ませた。そして試行錯誤の末、やっと完成にこぎつけたのだ。


今では、病院や介護施設等で利用されている、使う人を笑顔にするスピーカー。その使い勝手はどうなのか。また、聞こえる事で何が良いのか、そして、なぜ聞こえるのか。さらに、その開発の裏にあった、中石の祖母への想いとは。

製 品:コミューン/コミューンポケット
会社名:ユニバーサル・サウンドデザイン

電 話:0120-033-553
ホームページ:https://www.comuoon.jp

 

短編映画「気づかなくてごめんね-デイサービス編-」
YouTube公開中
https://youtu.be/21XEvtis2c0

取材後記

聞こえづらい人と言われて、父がそうだったなくらいでピンと来ませんでしたが、最近私も、はっきり聞き取れない事が出て来ました。聞こえ方に困っている人は多いのに、放置されている現状があるのです。約10年も前から佐賀県の工場で、これほどのスピーカー作られていたなんて、取材を始めるまで全く知りませんでした。その技術力には感心するばかりです。


コミューンの問い合わせはユニバーサル・サウンドデザインさんへとの事でしたが、日清紡マイクロデバイスATさんの技術こそ、世界に誇るものだと思います。進化を続けるコミューン、中石真一路さん率いるユニバーサル・サウンドデザインの研究、開発は続きます。その機器は、どんどん身近になっていく事でしょう。聞こえに悩む人や、身近に悩む人がいる方に、この番組が少しでも役に立てばと思います。
 

(RKB毎日放送/鴻上 佳彦)

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