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食事でケアする 夏の疲れをリセットして秋バテ・脳疲労対策

大賀薬局

この夏、危険な暑さと湿気によって体が疲れて、夏バテ気味の方もいらっしゃるかと思います。

室温と外気温の差が5~7℃以上あると、自律神経に影響が出やすくなるとはいえ、冷房を使わないわけにはいきませんので、食事・運動・休養で上手くケアしていきたいですよね。
 

また、季節の変わり目や気温の変動によって起こりやすい疲労状態には、脳疲労というものもあります。
 

今回は、この時期に多い疲労を軽減するための対策を、栄養の観点から一緒に見ていきましょう。

秋特有の健康トラブル

夏バテとは、猛暑や湿気によって体が疲れることを指し、対して秋バテは、夏の疲れが残ったまま秋を迎え、気温の変動や日照時間の減少などが原因で、体調不良や疲労感を感じる状態を指します。
 

秋バテの具体的な症状には、食欲不振、睡眠障害、倦怠感、冷え性、イライラ感などがあります。
 


秋バテが進行すると、体だけでなく脳も疲労しやすくなります。
脳疲労が加わると、集中力や記憶力の低下、さらには気分の落ち込みが生じることがあります。
 

秋バテ・脳疲労対策を食事でケアする方法

「これって秋バテなのかなぁ…」と感じた時に、是非摂っていただきたい食品をご紹介していきます!
 

まずは、夏の疲れをリセットするためにエネルギー代謝をサポートし、脳と体の機能を回復させることが期待できる、ビタミンとミネラルを含む食材です。

積極的に摂りたい栄養素は、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウムで、一例としては下記が挙げられます。

  • ビタミンB群:豚肉、 卵、納豆、アーモンド
  • ビタミンC: ピーマン、ブロッコリー
  • ビタミンE: ナッツ、ほうれん草、カボチャ
  • マグネシウム: 玄米、アーモンド、バナナ

疲労回復、脳の神経伝達物質の生成に必要なタンパク質も大切です。
良質なタンパク質を多く含む食品として鶏肉、豆類、魚、卵、豆腐などがあります。

中でもサーモン、サバ、イワシ、マグロなど、脂の乗った魚には、夏の暑さなどによるストレスが原因で起こった炎症を抑え、脳の機能サポートによる気分の安定が期待できるEPA、DHAといったオメガ3系脂肪酸が豊富に含まれているため、週に2回以上を目安に食べられると、身体も脳もよろこぶ食事となりますよ。
 


また、血糖値を安定させ、脳のエネルギーを確保するために、ご自身にとって適量の食物繊維が多い炭水化物もおすすめです。
例としては雑穀米、オートミール、全粒パンなどが挙げられます。
 


秋バテも脳疲労も、季節の変わり目に特に注意が必要な問題です。
バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動、日光浴などの健康的な生活習慣を取り入れることで、これらの症状を予防し、回復を促進することができます。
 

また、ビタミンやミネラル、抗酸化物質を含む食事を積極的に摂ることで、体と脳の健康をさらにサポートしていきたいですね。

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この記事を書いたひと

大賀薬局

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