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20年続くRKBラジオの盲導犬募金・福岡県内の郵便局で募金活動

RKBラジオでは、盲導犬普及のために2004年から募金活動を実施しています。福岡県内の郵便局の協力を得て募金箱を設置しているほか、毎月1回、キャスタードライバーのスナッピーと九州盲導犬協会のPR犬が郵便局で街頭キャンペーンも開催。今回は11月26日、久留米南町郵便局での募金活動について紹介します。(報告・スナッピー小島可奈子)

キャンペーンの模様をラジオで中継

福岡県内の盲導犬普及率は15%、実働している盲導犬の数は22頭とまだまだ不足しています。また、盲導犬を一頭育成するために、およそ500万円が必要と言われていて、その9割が寄付金で賄われています。RKBラジオでは、盲導犬普及のために2004年から盲導犬募金を実施しています。今年も、福岡県内の郵便局に募金箱設置のご協力をいただき、キャンペーンを実施しています。

月に1回、福岡県内各地の郵便局で10時から13時まで、九州盲導犬協会とスナッピーが募金活動を行い、そのもようをRKBラジオ『Toi toi toi』(月~木・9時~13時)の中で中継リポートしています。

11月26日は久留米南町郵便局(福岡県久留米市)で実施しました。この郵便局で簿記活動を行うのは1年ぶり7回目です。局員の皆さんがいつも温かく迎えてくれて、私たちとも顔なじみになっています。

ここを訪れると、私たちが必ずチェックしているのは、局長・中村さんのネクタイチェック! 中村さんはラジオの中継が入るたびに、ネクタイを新調しているのです。今回は薄い紫色のチェックのネクタイ。還暦祝いに子どもたちからプレゼントされたものだそうです。

服装チェックといえば、募金活動に参加しているPR犬も。この日参加した2歳の女の子・グレイスは足をすっぽり覆った服を着ていました。盲導犬を多くの人に知ってもらうために活動しているPR犬は、たくさん人が利用する場所や公共交通機関の中では、抜け毛が落ちないようにするため、服を着ています。この服は犬の服を専門でつくるボランティアから提供されたもの。募金だけではなく「服を作る」という支援の方法もあるんですね。

新人郵便局員の仕事についてもリポート

この日、久留米南町郵便局には近くの小学校から2年生が社会科見学に来ていました。子供たちに郵便局の仕事をわかりやすく伝えるために使われていたのは、入社1年目の島涼香さん(19)が手作りしたという紙芝居。島さんは、子供たちに楽しみながら「郵便・貯金・保険」を知ってもらえるようにと、イラストを多く入れたり、4コマ漫画にしたりして工夫したそうです。

久留米南町郵便局に勤務して7か月。「窓口で接するお客さんからの『ありがとう』がとても嬉しくて、やりがいを感じる」と話してくれました。島さんはとにかくいつも笑顔、きっとこの笑顔に癒しを感じている人も多いのではないかなと思いました。

1年前のキャンペーンがきっかけに

柴犬こまちと飼い主の大谷さんが、インスタントコーヒーの瓶2つに貯めた募金を持ってきてくれました。瓶のうち1つは、12歳の娘さんからのもの。娘さんは去年のキャンペーンのときに、ここ久留米南町郵便局で盲導犬と触れ合い、それから興味を持ち、盲導犬について勉強しながら、募金を貯めていたそうです。

ほかにも、農作業中にラジオを聴いて、仕事の合間に来てくれた柿農家さんや運転手さん、1時間かけて歩いて募金しにきてくれた高齢女性から、心温まる言葉をかけてもらいました。郵便局のお客さんたちも、ご協力ありがとうございました。

次回の盲導犬募金は12月19日に小倉西郵便局(北九州市小倉北区)で実施予定です。

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小島 可奈子

スナッピー

出身地:佐賀県唐津市 誕生日:7月8日 趣味・特技 ホークス応援、海外のゴシップ集め、食パン作り、伝統工芸