「テレビCMの価値向上」
に挑む

PROFILE

新卒2015年入社

下川 桂嗣Keiji Shimokawa

テレビ営業局 営業部

東京と福岡で積み重ねてきた、
営業経験を生かす

1年目は本社で外勤営業を、2年目に東京支社に異動して4年間、内勤営業をしました。本社に戻って報道で1年間、記者を経験し、今はまた内勤営業をしています。
外勤営業は広告代理店や直接スポンサーを訪問し、CMやイベント協賛契約を交わす仕事です。内勤営業は外勤担当のバトンを受けて、どんなCMをどの枠で流すか調整する仕事です。外勤担当と密にコミュニケーションをとりながら、限られた枠の中でいかに売り上げを最大化するか、スポンサーと外勤担当の関係性に思いを馳せつつ、広告効果を左右するポジションなので気が抜けませんが、他局とのシェア競争に勝った時や、効果的なCM配置がハマったときは格別です。
同じ内勤営業でも東京と福岡では事情が違います。市場規模の差はもちろん、東京ではRKBと言っても全国に200社以上ある放送局の一つに過ぎないので、スポンサーに直接会うだけでも一苦労です。
その点、地元・福岡ではRKBの認知度が高いので、スポンサーの社長など経営幹部にも直接会える機会が多い。逆にスポンサーと他局の関係性が深い場合、そこへ参入するのは難しい面もありますが、独自の提案力やフットワーク、人間力で勝負しています。

失敗をフォローしてくれた
先輩のようになりたい

福岡出身で大学は東京へ行きました。そのまま東京で就職活動をしていましたがピンとこなくて、ふと「俺、福岡に帰りたいのかも」と気づいたのです。子どもの頃からずっと続けてきたラグビーに関わりたくて、ラグビー中継が多いTBS系列のRKBを選びました。すでに2019年のワールドカップ日本開催も決まっていて、ラグビー関係の仕事ができるかも、と。結局ワールドカップに関わることはなかったけれど、報道で記者をしていた時、母校でラグビー関係の取材が叶いました。いつか資金調達から企画運営まで手がける、ラグビーイベントを開催したいです。
外勤営業をしていた1年目、大きなイベントで先輩たちがCM契約を決める中、私はまったく取れずに肩身の狭い思いをしていました。
次のイベントでは、私が最初に大きな契約を決めることができたのですが、本番1週間前に私の認識の甘さから、スポンサーとの契約が成立しない可能性が浮上・・・大ピンチに陥りました。
たまらず先輩に相談。スポンサーのもとに同行してもらい、事なきを得ました。自分の詰めの甘さを痛感すると同時に、私の失敗をさらりとフォローしてくれた先輩のようになりたいと強く感じた瞬間です。
東京支社での1年目は、先輩の仕事量についていくだけで精一杯で、仕事のおもしろさがわからなかったけれど、私の提案が認められて発注が増え始めると、次第に楽しくなっていきました。

1つのことに熱中した経験が
自分の強みになる

視聴者に情報を伝える上で、テレビCMには迅速性と信頼感という特長があります。私たち営業の務めは、テレビCMの広告価値を上げることです。営業とは仕事内容や視点がまったく違う、報道記者という番組を作る側を経験してみて感じたのは、RKBはテレビをもっとおもしろくしたいと常に考え続け、さまざまなメディア開発にも果敢に挑戦している会社だということです。まじめな人が多いし、安心して働き続けられる会社です。
就職活動に関して大したことはアドバイスできませんが、私自身、学生時代にラグビーしかして来なかったので「こんな仕事がしたい」という具体的な答えは何一つ持っていなかった。でも幅広い経験ができるRKBに入社したことで、多くを学びました。社会に出てから、「ラグビーしかして来なかった」とコンプレックスに感じていたことが、視点を変えれば「一つのことに熱中したという“強み”」になることに気づきました。この話題なら何時間でも語れる。そんな自分の尖った点にフォーカスして、自己アピールや仕事選びに役立てるのも良いと思います。