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世界一の九州が始まる!

番組概要

九州で、情熱を傾け、挑戦する人たち。
命をつなぐ食の生産者、伝統工芸に新しい技術や素材を組み合わせる工芸家、若きクリエーター、最先端技術に挑む企業技術者や町工場、世界記録に挑むアスリート、人気ショップやイベントの仕掛け人、巨大建設物のプロジェクトリーダー・・・。
さまざまなジャンルで、「世界一」「オンリーワン」と誇ることの出来る九州の魅力を紹介します。

次回の放送内容

世界一の九州が始まる!【再発見!ブロッコリーの葉のチカラ】【字】

番組内容1
きっかけはある質問だった。
「ブロッコリーの葉はどうするんですか?」
福岡県飯塚市、転職農家の高須賀政信さん(45)はこんな質問をされた。
葉は肥料にするため土に返す、それが当たり前だった。
「土に返すのはもったいないかも」
そんな考え方から生まれたのが青汁だった。

番組内容2
就農して8年目、今までの農家とは違った形を模索する高須賀さん。
廃棄していた葉を使って新たな商品を作る、それは農家のニューモデルを探る道でも有る。
その販路拡大の奮闘を追う。

制作
RKB毎日放送


おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。

今回の放送内容

コテコテの日本らしさでインバウンドを取り込め!

長崎市にある「おやど紀伊国屋(きのくにや)」は外国人に人気の宿だ。2019年にオープンした《民泊宿》で、古い住宅やマンションの一室などをリノベーションし、わずか5年で13か所まで数を増やしている。リノベーションのイメージは和モダン。宿泊者の約半数は外国人で「日本文化を感じられる」と評判だ。


「おやど紀伊国屋」の仕掛人が坪田洋一郎さん(62)。10年ほど前、本業の自動車販売の仕事で大阪を訪れた際に目にした光景が、ビジネスモデルのヒントになった。繁華街のビルにある民泊の宿に外国人が入っていく様子を見て<この流れは長崎にも必ずやってくる>と直感し、それから民泊事業を始めた。


坪田さんは、宿の運営を担当する不動産管理会社と一緒に事業を展開している。国際的な大手の旅行サイトなどからオンラインで予約を受け付け、チェックイン情報などもすべて事務所内で一括管理できるシステムを構築。外国人スタッフもおり、外国語での問い合わせなどにも対応する。


この秋にはマンションを1棟まるごとリノベーションした宿もオープンさせる。これで14か所目。今後は長崎の課題である空き家問題の解決策としてもが期待されている。

おやど紀伊国屋(きのくにや)

電 話:095-814-7802
住 所:(ハウジングロビー)長崎県長崎市下西山町1-5
ホームページ:https://oyado-kinokuniya.com/

取材後記

おやど紀伊国屋の存在は、通勤時の路線バスで流れるCMで知り、ずっと気になっていました。おじさん二人が長崎弁で掛け合いをする、非常に手作り感あふれるものです。おじさんの一人は民泊事業の仕掛け人である坪田さんで、毎日流れる「ねえあんた、きょう宿とっとっと?」というフレーズから始まるCMは刷り込み効果バツグンです。〆は「おやど紀伊国屋、続々開業」というナレーションです。


調べてみると、ここ5年の間に13カ所と、確かに“続々開業”させていました。泊まることで、コテコテの日本らしさを体験できる「おやど紀伊国屋」は、外国人にとって魅力的。インバウンドで人気となり、事業は拡大しました。この事業の目的はインバウンドを呼び込むことにありますが、「空き家・空き部屋」対策という一面もあります。

 

取材したマンションは、トイレと風呂が一緒になっているタイプで、それが理由で賃貸としては不人気だったようです。しかし“数日泊まるだけの宿”となれば、利用者にとってそこは大きな問題にはなりません。長崎ならではの“斜面地で増え続ける空き家”という問題の解決も期待されます。
 

(NBC長崎放送/岩﨑 健太郎)

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