福岡の人気パン屋さんアマムダコタンの店長さんに聞いた人気メニュー5選

2022/07/11 18:00

空前のパンブームが長く続いている昨今。行列を作るベーカリーショップも多くある。
福岡に住んでいると“九州初上陸”という言葉をよく耳にするものだが、今回紹介する店は福岡から火がついて東京にも進出したパン屋さん。

全国からパン好きがわざわざ福岡まで買いに来て、その行列には人気アイドルや元サッカー日本代表選手が普通に並んでいることもしばしばだ。休日ならば店内に入るまで2時間並ぶこともあるというが、真夏の炎天下で平日となると空いていることもあり、そのタイミングを見計らって潜入してみた。

開業から3年で東京進出も即行列店

『アマムダコタン（AMAM DACOTAN）』は福岡市内で人気のイタリアンレストラン「ヒラコンシェ」の平子良太シェフが名店パン屋の「パンストック」とコラボして、人気急上昇の福岡市中央区六本松エリアに2018年11月に本店をオープン。オープン当初から行列が風景の一部になっていたように思えるほどの人気店だ。
（ちなみに意外と知られていないが、テイクアウトメニューのみ、ネット注文＆クレジット決済で並ばずに受け取る事が出来る。）

2021年10月には表参道店（東京都港区北青山3丁目7－6）がオープンし、その後、系列店の『I`m donut?渋谷店』・『I`m donut?中目黒店』がオープンし、こちらも行列が出来る店になっている。
ある女優さんはテレビ出演の際、“お勧めの味”といった特集があれば、「必ずAMAM DACOTANって言うようにしています。だって、取材でないとあの味にありつけないから。｣と言うほどプレミアなのだ。
人気女性ダンスユニットのメンバーが六本松店に並んでいた時のお会計時、｢東京だと3時間並ばないといけなくて、本店だと短い時間で買えるので福岡まで来ました｣と嬉しそうに買って帰ったそうだ。

どんなパンが人気？店長さんに聞いてみた

店内は若いスタッフが元気よく笑顔で働いていて、ずらり並んだパンが素材の色とあいまってカラフルで可愛いらしい。川口店長に人気商品を尋ねた。

看板商品“明太ペペロンチーノバゲット”

オープン当初から絶大な支持を得ている看板商品“明太ペペロンチーノバゲット”（440円）だ。食べ応えのある食感と、福岡の明太子の味が口の中で存在感を出す絶品商品！

酢漬けの赤キャベツが映える “ダコタンバーガー”

次に店長がおすすめしたのはダコタンバーガー”（460円）。
｢うちはサンドが特に人気があるんです｣という言葉と共に出てきたソレは、酢漬けの赤キャベツが映えるキュートなルックス。丁寧に調理された豚肉とお野菜が自家製のマヨネーズと絡み合う屋号の付いた人気メニュー。無論、サンドが人気と言うだけあって他のも買って帰ることになるだろう(笑)。

クリームたっぷりの幸せの味“マリトッツォ”

“マリトッツォ”（300円）は言わずもがなの人気商品である。オーナーの平子シェフがイタリアのおやつとしてどうしても出したかったもので、これが全国のマリトッツォブームの火付け役であることは言うまでも無い。
贅沢な生クリームの味わいがたまらない。“餡子のマリトッツォ”（340円）をゲット！期間限定“いちじくのマリトッツォ”（550円）も魅力的だ。

外せない人気商品“ドーナツ”

“生カスタードドーナツ”（330円）、“抹茶あんこクリームドーナツ”（350円）、“エスプレッソクリームドーナツ”（330円）は13時半～14時頃におやつタイムとして登場するので開店と同時に行っても並んでいないので要注意。当然すぐに売り切れる為、各種お一人様一つというルールがある。

川口店長の話を聞いていると、とにかくAMAM DACOTANの商品を愛しすぎているのが伝わってくる。お客さんを飽きさせない旬の食材メニューはもちろん、スタッフがワクワクしながら働くというのが平子シェフの考えで、度々六本松店に顔を出すとオーナーが一人一人と長く談笑するのも雰囲気作りのようだ。
六本松店のスタッフが15名で、そのうち3人がアルバイトだが、あとの12人が正社員雇用なのにも驚かされた。店内の奥でワクワクしながら調理しているスタッフを見ることが出来るのも魅力といえよう。

最後になるが、ひとつ注意点を記したいと思う。
筆者はソーセージを使ったパンが大好きなのだが、“ソーセージドッグ”（460円）を食べる時はバゲットで挟み切れないほど太めのソーセージなので、一口目でソーセージが飛び出さないようにしっかり握って食べて欲しい（笑）。あやうくただの“ドッグ”になるところだったのでグリップ強めで堪能してほしい。