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福岡名物! 「串にぐるぐる巻いたとり皮」の名店おすすめ3選

福岡のローカルグルメを深掘りするのが大好きな福岡県在住のフリーライター 柳沢勇也です。今回の深掘りは…福岡名物の焼鳥。その中でも「とり皮」さらに「串にぐるぐる巻いたとり皮」に迫ってみました。

福岡焼鳥の特徴

福岡市は人口10万人あたりの焼鳥店が、21大都市の中でもっとも多い都市です。そんな福岡市の焼鳥店には、さまざまな独特の文化があります。

焼鳥なのに豚バラが定番メニューだったり、焼鳥の下にキャベツを敷いたり……。ほかの地域にはない特徴を持っています。

数ある特徴のなかのひとつが、「串にぐるぐる巻いたとり皮」です。カリッとした食感に、染み込んだタレがじゅわじゅわと肉汁とともに飛び出てきます。地元民からも愛されている、ファンの多い逸品です。

博多名物である串にぐるぐる巻いた独特のとり皮って、どんなものなのでしょうか、少し深ぼってみます。

福岡名物のとり皮とは?


博多名物のとり皮とは、鶏の首の皮を串にぐるぐる巻いて、何度も焼きながらつくる、福岡独特の串焼きです。

串に刺したとり皮を何度も焼いて脂を落とし、その都度タレに漬け込んでいきます。脂が落ちた分だけ、タレをたっぷりと染み込ませたジューシーな食感が特徴です。プリプリした通常のとり皮とは違います。

とり皮のプリプリした食感や、毛穴の感触が苦手という方でも、美味しく食べられます。

福岡の焼き鳥店に製法が広がっていくにつれ、各店舗で独自のとり皮ができあがっていきました。現在では、タレの味付けや、仕上がりが各店舗によって異なります。

そんな、個性のある各店舗のとり皮の中から、おすすめしたい3店舗をご紹介します。

10本20本オーダーは当たり前?! 一度は行くべき「串にぐるぐる巻いたとり皮」の名店3選

何日も時間をかけ、何度も何度も焼いたぐるぐるとり皮は、味が染み込み少し小ぶりなのも特徴です。そのため、女性でも10本20本のオーダーは当たり前!「とり皮10本~!とり皮20本~!」と、お店でオーダーが飛び交うのも福岡の焼鳥店あるあるです。各店独自の特徴をお楽しみください。

1.【食感を楽しむとり皮】博多 とりかわ焼 隅(ぐう)


まずご紹介するのは、「博多 とりかわ焼 隅(ぐう)」の熟成とりかわ(150円:税込)です。

1週間かけて何度も下焼きとタレ漬けを繰り返し、最後に本焼きを施して、完成します。

タレに漬けこまれているものの、タレの味わいにとり皮が支配されることはありません。食べた時にまず感じるのは、とり皮の香ばしさ。

噛んだ瞬間はサクッと。噛みすすめると、ふんわりともっちりした食感が楽しめます。

このタレと食感のバランスの良さが「博多 とりかわ焼 隅(ぐう)」の魅力です。その他の焼き鳥メニューも絶品なので、ぜひ味わってみてください。

【博多とりかわ焼 隅(ぐう)】
■住所:福岡市中央区今泉2-3-23 ARTK'S上人橋 1F [MAP] ■営業時間:16:00~23:00
■定休日:水曜日
■TEL:092-707-0147 https://www.torikawayaki-gu.com/

2.【塩で楽しむとり皮】博多とりかわ大臣


博多とりかわ大臣のとり皮には、タレと塩の2種類があり、それぞれ違う味と食感が楽しめます。

博多とりかわ・タレ(120円:税込)は、もっちりした仕上がり。タレがしっかりと吸収されており、とり皮の旨味とタレの甘みが混ざり合い、うまく調和しています。

そして、博多とりかわ・塩(120円:税込)こそが、博多とりかわ大臣のアイデンティティです。何度も焼いて、タレではない下味をつけており、首の皮が持っている旨味を最大限に引き出しています。

実際に食べてみると、鶏の濃厚な香りを存分に感じられます。噛めば噛むほど、鳥の旨味が増していくのです。

このタレと塩の鶏皮を食べ比べながら楽しめるのが、博多とりかわ大臣のいいところです。博多駅近郊に6店舗あるので、足を運んで体感してみてください。

【博多とりかわ大臣 住吉串房】
■住所:福岡市博多区住吉3-5-8 [MAP] ■営業時間:17:00~23:30(L.O. 23:00)
■定休日:不定休
■TEL:092-262-2007 https://hakata-torikawa.com/

3.【肉汁を楽しむとり皮】竹乃屋


竹乃屋は、創業40年を超える老舗のチェーン居酒屋です。竹乃屋の原点は「焼き鳥」にあり、串メニューの美味しさが魅力。

そんな竹乃屋の看板メニューが「ぐるぐるとりかわ」(143円:税込)です。

72時間に渡り、焼いて寝かせを繰り返し、余分な脂を落としています。なんと調理前には40g程度ある串が、焼き上がった完成品は12g程度になっているのです。

とり皮はカリッとしていて、とってもジューシー。あまりにもジューシーで、とり皮の表面は泡立っているほどです。

とり皮特有のプリプリ感はほぼ完全になくなっており、表面のカリッと感がかなり強め。そして、噛めば噛むほどジュワジュワと肉汁が出てきます。

タレの味わいは甘く、子どもでも美味しく食べられるような、親しみやすい味わいです。おつまみはもちろん、おやつにもできそうな美味しさを持っています。

実際に竹乃屋の「博多ぐるぐるとりかわ」は通販でも大人気。オンラインショップでも購入が可能です。

まずは福岡を中心に数多くの店舗があるので、食べに行ってみてください。

【竹乃屋 博多バスターミナル店】
■住所:福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナル8F [MAP] ■営業時間:11:00~22:00 (L.O. 21:30)
■定休日:年中無休
■TEL:092-433-5870 https://www.umakamonya.com/

とり皮が苦手な方にもぜひおすすめしたい!

いかがだったでしょうか。福岡名物の串にぐるぐる巻いたとり皮は、「とり皮は苦手」という方でも美味しく食べられるので、ぜひ10本、20本にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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