講師としてアナウンサーの仕事について話す機会をいただくことがある。これが非常にありがたい。改めて自分の仕事を見直すことができるからだ。日々の業務に追われ、次の仕事の準備に時間を割くばかりで、正直振り返る時間を作れない。
言い訳はこのくらいにして、自分の仕事内容を伝えようとすると、自分の当たり前が他人には通用しないので、この当たり前を説明する必要がある。すると、多くの「なぜ」が生まれる。
なぜ発音や発声、アクセントに気を付けて話すのか。なぜ話の結論から話すのか。なぜリポートに主観と客観のバランスが必要なのか。こうした「なぜ」を一つずつ解決していくことで、原点に返り、仕事への理解が深まるし、認識も改まる。
相手に物事を教える時には、疑問を残さないように気を付けなければならない。自分の頭で理解していることを伝える時に、話の端緒や基礎的な知識をつい省いて話してしまう。これでは相手の頭の中に浮かんだ疑問が解決されないまま話が進み、内容が理解されない。ここに着目し、番組「タダイマ!」の中でこの春立ち上げた企画が「やさしいニュース」だ。ニュースについての疑問を、子供たちにもわかりやすく伝えることがモットーだ。疑問を疑問のまま残さず、かゆい所に手が届く。そんなコーナーを目指していく。
Be colorful. rkb 70th 70年間、放送局をつづけてきて、やっと気づいた。カラー放送をしてるだけじゃ、この世界の色は伝わらない。もっと、豊かな視点で。もっと、やわらかい心で。あなたの、あの人の、あらたしい当たり前を感じる。そんな私たちになりたい。さぁ、カラー放送から、カラフル放送へ。
田畑竜介 RKBアナウンサー。 福岡県北九州市出身
担当番組:タダイマ!、チャートバスターズR! など。
言い訳はこのくらいにして、自分の仕事内容を伝えようとすると、自分の当たり前が他人には通用しないので、この当たり前を説明する必要がある。すると、多くの「なぜ」が生まれる。
なぜ発音や発声、アクセントに気を付けて話すのか。なぜ話の結論から話すのか。なぜリポートに主観と客観のバランスが必要なのか。こうした「なぜ」を一つずつ解決していくことで、原点に返り、仕事への理解が深まるし、認識も改まる。
相手に物事を教える時には、疑問を残さないように気を付けなければならない。自分の頭で理解していることを伝える時に、話の端緒や基礎的な知識をつい省いて話してしまう。これでは相手の頭の中に浮かんだ疑問が解決されないまま話が進み、内容が理解されない。ここに着目し、番組「タダイマ!」の中でこの春立ち上げた企画が「やさしいニュース」だ。ニュースについての疑問を、子供たちにもわかりやすく伝えることがモットーだ。疑問を疑問のまま残さず、かゆい所に手が届く。そんなコーナーを目指していく。
5月29日(土)毎日新聞掲載
Be colorful. rkb 70th 70年間、放送局をつづけてきて、やっと気づいた。カラー放送をしてるだけじゃ、この世界の色は伝わらない。もっと、豊かな視点で。もっと、やわらかい心で。あなたの、あの人の、あらたしい当たり前を感じる。そんな私たちになりたい。さぁ、カラー放送から、カラフル放送へ。
田畑竜介 RKBアナウンサー。 福岡県北九州市出身
担当番組:タダイマ!、チャートバスターズR! など。
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