四千年とも五千年ともいわれる歴史のある中国料理。現代の日本には、本国で「大飯店」と呼ばれるホテルの高級レストランから北京・上海・広東などの郷土料理店、さらに庶民的な町中華やラーメン、餃子の専門店まで、まさに百花繚乱といえる店が揃っています。
そんな中、最近増えつつあるのが、香港や台湾の家庭料理や屋台料理をつまみながらお酒が楽しめるカジュアルなレストランバー。3月10日にグランドオープンした「ニューASIA13」も、そんな新感覚の「チャイニーズ・バル」と呼びたい一軒です。
※店舗より提供
場所は天神のすぐ近くで、マンションと新しい飲食店が混在する今泉の南側エリア。福岡の外食好きなら、元「パロマグリル」があった場所といえばピンとくると思います。2階建ての建物を改装し、1階がチャイニーズバル「ニューASIA13」、2階がバー「ニューBOTTLE」としてオープンしました。
※店舗より提供
1階はステンレスのカウンターにネオン管が光り、かつて台北の郊外にあった「檳榔スタンド」を彷彿とさせるエキゾチックで妖しげな雰囲気です。店の奥に設置されたガラス張りの冷蔵ショーケースにはアジア各国の銘柄やクラフトビールがズラリと並び、セルフサービスで飲めば100円引きという嬉しいシステム。さっそく「台湾ビール」(セルフ500円)を1本取り出し、ボトルから直接グビリと飲みながらオーダーした料理を待つことにしました。
まずは、この店の名物である「羽根つき黒豚焼餃子」(5個490円)と「イベリコ豚の黒酢豚」(1,080円)から。パリッと焼いた羽根つきの餃子は生姜を効かせたジューシーな肉感で、黒酢と胡椒で食べるのがオススメのスタイルです。酢豚にも黒酢が使われ、イベリコ豚ってところが、いかにもバルっぽいですね。
セイロ蒸しの点心も名物で、写真は「黒豚焼売」(1個280円)と「ホタテ蒸し餃子(2個590円)。どちらも素材の持ち味が皮の中に凝縮されており、ビールとの相性が抜群です! 他にもプリプリの海老を使った焼売や餃子、巻き揚げなど多彩な種類があり、いろいろ食べ比べてみたいところです。
さらに、名物オブ名物ともいえるのが、現地で「菜脯蛋(ツァイポータン)」と呼ばれる「台湾牡蠣オムレツ」(880円)。干し大根、ネギ、豚の挽肉が入った円形の卵料理にプリッとした牡蠣を加え、甘酸っぱい甜辣醤(テンラージャン)ソースの組み合わせがたまりません。大ぶりな鶏を唐揚げにした「油淋鶏」(680苑)も甘酸っぱいソースで、すっかり台湾風スイート&サワーな味つけのトリコです。
麺飯ものもいろいろとありますが、今回は「オイスター焼きそば」(790円)に目玉焼(+100円)きトッピング。シメというよりもおつまみにピッタリで、ますますビールやワインが進んでしまいました。
世界各国のビールに加え、ワインは自然派を中心にした品揃えでグラス500円から、ボトル2800円からというリーズナブルな価格帯。さらにゆっくり飲み直したいという時は、2階のバー「ニューBOTTLE」でウイスキーや銘醸ワインも用意されているので、お楽しみはまだまだ続きます。
※店舗より提供
ニューASIA13(ニューアジアじゅうさん)
福岡市中央区今泉1-3-13
092-401-1312
ジャンル:ダイニングバー、中華料理、餃子
住所:福岡市中央区今泉1-3-13
電話番号:092-401-1312
営業時間:11:00~OS14:00/17:00~OS22:00
定休日:火曜
席数:カウンター15席、テーブル10席
個室:なし
メニュー:やみつき麻薬玉子290円、台湾牡蠣オムレツ880円、羽根つき黒豚焼餃子(5個)490円、黒豚焼売(1個)280円、ホタテ蒸し餃子(2個)590円、イベリコ豚の黒酢豚1,080円、油淋鶏680円、オイスター焼きそば790円、鉄板炒飯890円
URL:https://www.instagram.com/newasia13/
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