3月2日（木）放送 福岡県立香椎工業高等学校

香椎工業では、電子機械科3年生が毎年「鎧兜づくり」を行っています。

今年の武将は、「前田慶次」！！前田慶次は、天下一の歌舞伎者と言われていて、派手好きで色んな人に仕えた武将なんだそうです。赤を基調とした鎧兜で香椎工業高校が60周年という事もあり、還暦の意味も込めて赤い鎧の前田慶次にチャレンジしました。

末永くんが担当した鎧の鎖帷子（くさりかたびら）の部分は、例年は腕の部分だけだったのが、今年は太ももの部分の鎖帷子も作成し、去年の先輩たちに2倍の作業となりました。針金を丸くする所から自分達で行い、半年以上かけて、授業はもちろん、放課後や夏休みも取り組みました。

満智羅（まんちら）という肩の部分を担当した谷川くんは、気分転換の為に三三七拍子のリズムでリズムを刻みながら、楽しく板金の作業を行いました。楽しいのはもちろん、形も綺麗に出来たと話します。

力を合わせ今年も無事完成した鎧兜。百田くんは、「先輩たちが鎧兜を造る様子をテレビで見て、自分も作りたい！！」と香椎工業に入学を決めました。「思ったよりきつかったけど、仲間たちと完成出来で良かった！！」と振り返ります。

実際に完成した鎧兜を着た本田くんは、「重たかった。先輩達から受け継いだ思いも重かった。」と話し、「4月から自衛隊として頑張るので、鎧兜作りで学んだ、集中力や忍耐力、チームワークを活かしていきたい！」と意気込みを語ってくれました。