※福岡市は、福岡市内産の農林水産物及びその加工食品を「ふくおかさん家(ち)のうまかもん」として応援しています。さらに「ふくおかさん家(ち)のうまかもん」のウェブサイトでは、そんな私たちの食生活を豊かにしてくれる福岡市内の生産者と飲食店をご紹介。さすが食都・福岡、美味しい食材やお店がたくさん揃っています。その美味しさの秘密や調理法、保存法など、福岡市の食材の魅力をたっぷりお届けしていく企画です。
第12回目は「イカ」です。
旬の素材×イカで季節を楽しむ
透明感のある身、コリコリとした食感、濃厚な甘味がたまらないイカ。活き造り専門店や海鮮料理店で鮮度のいい刺身をいただくのもいいのですが、調理したイカもまた美味。今回は警固のイタリア料理店「Perché No!?(ペルケノー)」でイカのパスタをいただきました。こちらは本場イタリアを回り、腕を磨いたオーナーシェフ・吉山武臣さんのお店で、20年以上福岡のグルマンに支持され続けている人気店です。
オーダーしたのはショートパスタ・トローフィエを使った「イカとブロッコリーのパスタ」(2,640円)。大きくカットしたイカがゴロゴロッと入ったパスタで、プリッとしたイカの弾力を楽しめ、噛むほどにしっかりとした甘味と旨味が広がっていきます。「福岡のイカはなんといっても甘味が魅力です。うちでは仕入れた後に冷凍することによってさらに甘味を引き出しているんですよ」と吉山さんは語ります。
「福岡のイカは種類が豊富でそれぞれいいところがあります。ケンサキイカのやわらかな食感も気に入っていますし、コウイカはイカスミが絶品! 色や香り、艶が他の産地に比べて格段にいいので、うちのイカスミは福岡産のコウイカのものにこだわっています。獲れる期間が短いので、たくさん仕入れて1年中使えるようにイカスミソースを仕込んでいるんですよ」と吉山さん。他にも、春は筍や菜の花と合わせたり、炙って桜エビと合わせて「アーリオオーリオ」にしたり、季節の食材と合わせてイカがよく登場するのだそう。吉山さんが織りなすイカと旬の食材とを合わせた極上イタリアンを楽しめます。
種類豊富なイカが揚がる福岡の豊かな海に感謝!
イカは刺身、天ぷら、煮付けにしても美味しく、主役にも脇役にもなれる頼もしい食材です。高タンパクで低脂質、さらに肝臓の働きをサポートしてくれるタウリンも豊富。そして美肌効果が期待されるコラーゲンも含んでいます。美味しいだけでなく健康にも美容にもいいなんて嬉しいですね。
国内に約30種生息していると言われているイカですが、福岡市でもさまざまなイカが獲れます。春は胴の長さ50cm、体重6kgほどになる大型の「アオリイカ」やぽってりとした丸いフォルムで肉厚の「コウイカ」が旬。また夏はイカの王様と称される甘味たっぷりの「ケンサキイカ」や「ヤリイカ」、小ぶりで産卵期には卵が詰まった独特の風味を楽しめる「ジンドウイカ」などが獲れます。
産地のひとつである玄界島では、身が厚くなって食べ応えが出てくる夏に「ヤリイカ」を漁獲。一本釣りで獲って鮮度を保つために活かしたまま漁場から戻り、すぐにトロ箱に入れて出荷されるので新鮮そのもの! さらに玄界島では残ったイカで塩辛を作っていて、内臓を使わずにイカの刺身と塩、生姜、一味唐辛子、煎りゴマなどを和えるという独自のレシピがあり、風味豊かな塩辛が島の味として親しまれているそうです。
Perché No!?(ペルケノー)
福岡市中央区警固2-17-10スパジオけやき通りビル1F
092-725-3579
17:00~OS21:00(土・日曜. 祝日は12:00~OS13:30 /17:00~OS21:00)
ジャンル:イタリア料理
住所:福岡市中央区警固2-17-10スパジオけやき通りビル1F
電話番号:092-725-3579
営業時間:17:00~OS21:00(土・日曜. 祝日は12:00~OS13:30 /17:00~OS21:00)
定休日:月曜
席数:テーブル26席
個室:2~4名
メニュー:コース9,460円(応相談で13,200円~も注文可)、本日の鮮魚のカルパッチョ2,200円、地蛸と茄子の煮込みの香草パン粉焼き2,420円、ゴルゴンゾーラチーズのリゾット2,200円、和牛ラグーを使った自家製ラザニア2,200円
URL:http://www.perche-no.com
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