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心身に染み渡る滋味。オリジナルブレンドの玄米おにぎりと韓国わかめスープの専門店

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玄米老舗お弁当 ※施設より提供

今年3月28日、城南線から1本入った路地沿いにオープンした「玄米老舗」。料理研究家・フードコーディネーターとして長年第一線で活躍してきた李奈美さんが手がけるポリフェ玄米(R)(李さんが運営するLEE惣菜研究所の登録商標)とミヨック(韓国わかめスープ)の専門店です。「素晴らしい農家さんとの出会いがあって、このお店を実現することができました。ポリフェ玄米(R)はこだわりの玄米と黒米をオリジナルブレンドしたもの。どうすれば美味しく炊けるのか、自分の中で正解を導くまでに3年を費やした自信作です」と李さん。

コンセプトは「玄米と、生きていく。」。店頭には、噛めば噛むほど味わい深く、冷めても美味しいポリフェ玄米(R)を使ったおにぎりやお弁当が並んでいます。おにぎりは「糸島またいちの塩むすび」(200円)をはじめ「たたき大葉梅」(200円)「焼き鮭荒ほぐし」(250円)「ルーロー飯」(250円)「クリームチーズしそ」(250円)など個性豊かで、毎日8~10種類が登場。おにぎりとおかず3種が入った「稲男のおむすび包みセット」(800円)もあります。店の前に駐車スペースもあるので、車でさっと買いに行けるのも嬉しいポイントです。

玄米老舗定食 ※施設から提供

4月20日からはイートインもスタートしました。メニューは「ポリフェ玄米®️と韓国産わかめたっぷりミヨック定食」(900円)の1種類。モチモチとしたポリフェ玄米(R)のご飯に、牛もしくは地鶏(日替わり)とたっぷりのワカメが入ったミヨック、無化調のカクテキ、季節の野菜を使ったナムルが1~2種類ついたセットです。

煮干しでだしをとったミヨックを一口含むと、優しい味わいが体に染み渡ります。「韓国でミヨックは産後の女性が食べる回復食。産後1ヵ月は毎日、具を変えながらミネラルたっぷりのスープを飲んで血液を浄化させ、身体を回復させるんです。また、誕生日にもミヨックを飲む習慣があるんですよ」と李さん。ワカメは本場韓国から仕入れた干しワカメを使用。じっくり煮込まれているので食感はトロリとしていて、いくらでも食べられそう。さらに、手づくりのカクテキやナムルもみずみずしく、香りも抜群です。

玄米老舗茶碗蒸し

今回、私は韓国風茶碗蒸し「ふわふわ卵のケランチム」(350円)も追加オーダーしました。「スプーンにご飯とナムル、ふわふわ卵をのせ、ミヨックの汁を加えて食べると美味しいですよ」と、李さんからアドバイスを受けてやってみると、それぞれ食べるのとはまた違うクッパのような味わいに。これもまた美味です。ミヨックもテイクアウトできるので、お家でゆっくり味わうのもいいですね。

1個1個のおにぎりは和紙で個別包装され高級感があり、手みやげや差し入れにも最適です。また、無添加のまま特集冷凍し、出来立ての味わいを再現できる「凍結おにぎり」も用意され、お店やECサイト(5月末からスタート)で購入することもできます。

玄米老舗イメージ 玄米老舗人

ふと見ると、スタッフのエプロンをはじめ、器や包装紙などもなんだか素敵。あらゆるところに李さんの美意識が貫かれています。素敵なユニフォームはテキスタイル作家・大木もと子さんの手染め、包装紙は北九州市出身の画家・牧野伊三夫さんによるものだとか。「玄米のもつ自然のチカラを表現したくて、大好きなアーティストのみなさんにお願いしたんです。牧野さんからは〈包装紙はお客様へのラブレター〉という言葉をいただきました。思いを込めてつくった料理をラブレターで包んで、大切なお客様にお渡ししたいですね」と李さん。

玄米と黒米のごはんと汁物。決して華やかさはないけれど、ここで美味しいご飯をいただくと、地味=滋味であることが体感できます。少し疲れた時、心身をリセットできる。ここのご飯にはそんな不思議なチカラがあるように思えるのは私だけではないはずです。

玄米老舗
福岡市中央区谷1-16-44 ハッピーフォエバー1F
092-203-0567
11:00~17:00(売り切れ次第閉店)

店舗名:玄米老舗
ジャンル:惣菜・弁当
住所:福岡市中央区谷1-16-44 ハッピーフォエバー1F
電話番号:092-203-0567
営業時間:11:00~17:00(売り切れ次第閉店)
定休日:日祝日
席数:カウンター5席
メニュー:イートイン:ポリフェ玄米と韓国産わかめたっぷりミヨック定食900円、ふわふわ卵のケランチム350円
テイクアウト:おにぎり(五色胡麻200円、たたき大葉梅200円、京ちりめん山椒230円、博多柚子明太子250円)、稲男のおむすび包みセット800円、テンジャンみそ汁350円、ふたり分の玄米ご飯(400g)折詰入り500円
URL:https://www.instagram.com/genmairoho/

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この記事を書いたひと

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