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話好きの店主が焼く「こだわりのレバー焼」がバリウマ!

UMAGA

福岡のインフルエンサー・デビ高橋さんが「UMAGA」で連載する「デビ高橋のごぶさたしてます」。第21回は、話好きの店主が焼く「こだわりのレバー焼」がバリウマの店「焼鳥たんべ」です。

地下鉄呉服町駅の近くで、大博通りから1本入ったところにある、赤ちょうちんがひときわ目立つ店が「焼鳥たんべ」だ。

「たんたん、久しぶりですね。この前、美野島商店街のミノシマルシェにも来なかったし」
「そうそう、すっかり忘れて、他のところで飲んでたんよ」
大きな声の主は、たんたんこと、店主の丹部隆二さんだ。

店舗からの提供

丹部さんは博多区千代生まれという根っからの博多っ子で、山笠は幼稚園の頃までは千代流だったが、叔父さんから誘われて小学校からは恵比須流に変わった。大人になって会社勤めをしてからも、その後転勤になっても山笠のシーズンには必ず帰って来ていたそうだ。
「博多はのぼせもん(博多弁で“熱中する人”」)が多かけんね。」と丹部さんは言う。
台上がりも経験して、現在は取締から長老になっている。

また、東福岡高校サッカー部の時はインターハイに出場するほどのスポーツマンだったので、今でも身体を動かすことが大好きらしく、年中日に焼けてるよ。

高校卒業後は金融関係の仕事に就き、佐世保支店にいたころ地元の有名な焼鳥店「鳥きん」という店にちょくちょく通っていたそうだ。そしてそこの店主から「丹部さんは飲食業にむいているよ」とかねがね言われていたんだとか。もちろん、最初の頃は気にも留めなかったが、会社を退職することにしたのをきっかけに、その店で修行させてもらうことになったそうだ。

丹部さんは性格も明るく話好きなので、働いているおばちゃんたちからすぐに“たんべちゃん”と呼ばれて人気者になったと言う。おばちゃんたちにおみやげを持って行ったりして、通常よりも早くレシピを教えてもらったりと、コミュニケーション力も高かったようだ。

42歳で独立して「焼鳥たんべ」をオープンした時は、不安で眠れないこともあったそうだが、今では常連客や地元客でにぎわう人気店になっている。
ここは座敷もあるので大人数でも大丈夫だが、なんといってもカウンター席がオススメ。
特に21時以降の落ち着いた時間帯は“たんたん”のトークが止まらない! 駄洒落からオススメの飲食店の話まで、丹部さんの引き出しの多さにびっくりして、まるでスナックに来たような錯覚に陥ることもしばしばだ。

ここのオススメはやっぱり修行先の「鳥きん」から受け継いだ「こだわりのレバー焼」(420円)。串に刺して焼くのではなく、網でつぶしながら焼いて固まった血を抜くような焼き方なので生臭くなくてうまい。

もう一つの人気メニュー「ふわとろたまご焼」(690円)には卵を5~6個も使っているらしい。県外からの客には「めんたい入り」(880円)が人気のようだ。

ゴリゴリした「スナズリ」(170円)やプリプリした「ハツ」(170円)も新鮮だから外せない。
串に巻いた「ねじねじせせり」(200円)はプリプリしているし、「自家製つくね」(200円)は冷凍していない生つくねで、キクラゲの食感が楽しい。

また、〆の「そぼろ丼(スープ・玉子付き)」(870円)は甘めの味付けで、しっとりしている。パサパサしていない理由は企業秘密だそうだ。

これを書いていたら、焼鳥も店主のトークも楽しい「スナックたんたん」じゃなかった「焼鳥たんべ」にまた行きたくなってきた。

焼鳥 たんべ
福岡市博多区上呉服町10-29 吉井ビル1F
080-4284-5200

店舗名:焼鳥 たんべ
ジャンル:焼鳥
住所:福岡市博多区上呉服町10-29 吉井ビル1F
電話番号:080-4284-5200
営業時間:18:00~OS23:00
定休日:日・祝日
席数:カウンター7席、座敷28席
個室:なし
メニュー:こだわりのレバー焼420円、自家製つくね200円、牛サガリ380円、れんこんの豚巻き250円、ふわとろたまご焼690円、そぼろ丼(スープ、玉子付き)870円、角ハイボール500円、生ビール650円、焼酎450円~
URL:https://www.instagram.com/yakitori_tanbe/

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この記事を書いたひと

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