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誰もが知る名店で、博多の夜景と最高クラスの焼肉を堪能!

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いまだ未訪問でも、「叙々苑なら知ってるよ!」という人は多いでしょう。1976年に東京・六本木で創業し、徹底した美味しさの追求で業界トップに登りつめた高級焼肉チェーン。レモン汁で食すタン塩の考案や、食後の無料デザート提供といった先駆的取り組みで、今では当たり前の“焼肉屋の常識”を築いたフロントランナーでもあります。
この焼肉ファン垂涎の名店が、満を持して九州初の直営店を構えたのが2016年のこと。そう、JR博多駅の隣にできた「叙々苑 KITTE博多店」です。

叙々苑店内2

誰もが知る名店だけに、やはり一度は“教養”を深めに訪れてみたい──僕のそんな長年の望みが、ようやく今宵叶うことになりました。
初めて入った店内は、明暗のコントラストが際だつシックな雰囲気。高級店らしい凛とした格調を、そこかしこに感じるデザインです。入口付近にはボックス状のテーブル席が並び、プライバシーが気になる人も安心の空間が整っています。

叙々苑店内3 叙々苑店内1 店舗より提供

ロマンチックな要素を加えたければ、ビル10階にある利点を生かした窓際のテーブル&カウンターが良いでしょう。「ご予約もこちらの席から埋まっていきますね」と微笑むのは店長の阿部泰裕さん。窓外に目をやると、空中楼閣から眺めるような夜景が広がっていました。
大事な会食や慶事などには4室連なった個室が人気で、こちらは最大28名まで利用できるそうです。

叙々苑料理1

さて、この日のオーダーは「月会席」(13,500円)。会席はアラカルトの人気品を集めたもので、間違いなしの“オールスター感“に惹かれての選択でした。
「三種オードブル」で始まった料理は、名物「叙々苑サラダ」や「ホタテとクラゲの盛合せ」、「キムチ盛合せ」と、なるほど存在感ある品々揃い。なかでもモチッとした春雨と野菜を甘い醤油で炒めた「チャプチェ」(写真)が印象的で、噛むたびに溢れる深いコクにうっとりさせられます。

叙々苑料理2 叙々苑料理3

さらに「本日のスープ」を挟み、いかにも新鮮そうな「ユッケ」が登場しました。阿部さんいわく、衛生管理の厳格な専門業者が手がけた一品だとか。特製卵黄ソースを肉に絡め、リンゴとともにサラダ菜に巻いていただきました。厳選食材のみを使う恩恵もあり、他の料理同様、雑味のない優雅な余韻にフッと笑みがこぼれます。

叙々苑料理4

そして、ついに待ち焦がれた焼肉とご対面! 1皿目は「タン塩焼」「エビ塩だれ焼」の盛り合わせで、とくにタンの美麗さが目立ちます。「叙々苑」では牛タンの最も美味しい中心部だけを使用するのが不動のこだわり。食した瞬間に膨らむ最上級の口福は、まさにその贅沢部位がなせる技なのです。明らかに別格の美味に、たちまち心を奪われてしまいました。

叙々苑料理5 叙々苑料理6

タン塩が火をつけた興奮は、タレ焼きの「肩ロース厚切焼」「上カルビ焼」「上ミノ焼」「ホルモン焼」でさらに加速します。なんと見事な弾力、なんとセクシーな舌触り。思わず感極まるほどのうまさでした。
これら珠玉の味を支えるのは、全国から“その日最高のものだけ”を仕入れる品質主義や、熟練職人による丁寧なスジ取りといった数々のこだわり。創業以来のたゆまぬ努力の足跡は、「叙々苑」公式サイトで見ることもできます。

叙々苑料理7

シメは「銀盤冷麺」「あわび粥」「ユッケジャンクッパ」から、単品でも大人気の冷麺をセレクト。焼肉による熱気を鎮めるように、キリッと冷えた麺が新たな美味で舌を包みます。辛口のお酢だれが麺によく絡む、爽快で快い一皿でした。

この後にスイーツ盛合わせとコーヒーが出され、質・量ともに満点レベルの「月会席」は終了。片膝をついてオーダーを聞く接客姿勢も含め、どこまでも客に献身的であろうとする空間すべてがこの店の“ご馳走”なのでした。
「常に私たちが目指すのは、〈高級〉ではなく〈一流〉なのです」。そんな阿部さんの言葉に浮かぶ美学こそ、「叙々苑」を「叙々苑」たらしめる誇りなのでしょう。

この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。

店舗名:叙々苑 KITTE博多店
ジャンル:焼肉・ホルモン焼き
住所:福岡市博多区博多駅中央街9-1 KITTE博多10F
電話番号:092-441-8588
営業時間:11:00~OS22:00
定休日:なし
席数:カウンター10席、テーブル68席
個室:5~28名
メニュー:月会席13,500円、雪会席17,000円、上ネギタン塩焼4,400円、壺漬カルビ焼3,900円、上カルビ焼3,900円、焼物厳選三点盛7,800円、銀盤冷麺1,500円・1,800円、あわび粥1,600円・1,900円
URL:https://www.jojoen.co.jp/shop/jojoen/hakata/

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この記事を書いたひと

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