福岡といえばやっぱり「もつ鍋」ですが……この夏はひと味違うもつ料理を楽しみませんか? プリップリのホルモンに山盛りの野菜、ジュワジュワと鉄鍋が焼け、香りだけでもお酒が進みそうなこの逸品「もっちゃん焼き」を実食レポートします。
博多駅・筑紫口すぐ!アクセス抜群の一軒
目指すは人が行き交う夜の博多駅。筑紫口のすぐ側、ヨドバシカメラの向かいにある「博多もつ鍋やまや 博多店」へやって来ました。辛子明太子・からし高菜・ご飯・うまだしがおかわり自由となるランチで昼時は行列ができるこちらのお店。夜はもつ鍋や九州の郷土料理を楽しむ人で賑わいをみせています。定番の「あごだし醤油もつ鍋」ももちろん美味しいのですが、今回のお目当ては夏限定メニューの「もっちゃん焼き」。早速注文していきたいと思います。
今年は「辛もっちゃん焼き」も新登場!
「もっちゃん焼き」は、“もつ王国”ともいわれる福岡県田川市の名物「田川ホルモン」にインスパイアされて作られたオリジナルのもつ料理です。昨年、夏限定メニューとして登場したところ大好評を博し、今年はさらに進化! 通常の「もっちゃん焼き」(1人前1,850円・注文2人前~)に加え、「辛もっちゃん焼き」(1人前1,900円・注文2人前~)も新たに登場しました。辛いものが大好きな私は迷わず「辛もっちゃん焼き」(写真は2人前)を注文。ドーンと積み上げられた野菜や大ぶりなもつ、赤い唐辛子の色が空腹の胃を刺激する~!
浅めの鉄鍋に入っているのは、特製のタレを絡めたホルモンとたっぷりのキャベツ、タマネギ、豆モヤシ、ニラ。スープは入っておらず、タレと野菜から出る水分で焼き上げるように火を通せば出来上がりです。通常の「もっちゃん焼き」のタレは、隠し味に柚子胡椒を加えたキリッと風味の良い醤油ベース。フライドガーリックの香ばしさも食欲をそそります。一方の「辛もっちゃん焼き」はタレに豆板醤が追加され、一味唐辛子と韓国唐辛子の2種類をブレンドしたオリジナルの唐辛子もかけられています。通常バージョンよりも旨辛さが増しているというわけですね。
一口食べてみると……うまっ!辛っ! それに辛いだけでなく、ふわっと鼻を抜ける唐辛子の香りがたまらなく良いです。昨年は国産牛小腸のみでしたが、今年は国産牛のハツと赤センマイも加えたMIXホルモンに変わり旨味と食感がパワーアップ。大ぶりな小腸からはジュワリと甘味が弾け、ハツの弾力と赤センマイのコリッとした食感も格別です。具材を追加したい場合は「追加もっちゃん野菜」(480円)や「追加ホルモン」(1,250円)も注文できますよ。
キンキンに冷えた「やまやの極旨レモンサワー」も!
口いっぱいに押し寄せる旨味と辛味……これはもう、飲むしかないでしょう。まずは夏にイチオシの「やまやの極旨レモンサワー!」(620円・写真左)を注文しました。「やまや蒸留所」自慢の焼酎と氷代わりの凍ったレモンが混ざり合い「もっちゃん焼き」と抜群に合う~! また「メガジョッキ」(880円・写真右)には約2個分の凍りレモンが入っているそうですよ。凍りレモンを溶かしながら味わって、2杯目以降は「おかわりサワー」(320円、メガジョッキ440円)も注文できます。
世界三大品評会「金賞」の焼酎やスピリッツも
そして「やまや蒸留所」オススメのドリンクはまだまだたくさん。芋焼酎に唐辛子を漬け込んだスピリッツ「クレイジーオクトパス」を使った「クレイジーレモンサワー(辛口)」(580円)もはずせません。唐辛子のピリッとした辛味、爽快なレモンの酸味、花山椒のほのかな風味が絶妙に合わさりヤミツキに。ちなみに「クレイジーオクトパス」は酒類の世界三大品評会の一つ「IWSC(英)2023」で銀賞を受賞したそうですよ。
「やまや蒸留所」は快進撃を続けており、代表作の一つである芋焼酎「逢初」(あいそめ)は、同じく世界三大品評会の一つ「ISC(英)2023」の焼酎部門・Tasting Awardsと、国内品評会「TWSC(日)2023」で金賞を受賞。「IWSC(英)2023」では銅賞を受賞しています。スッキリ上品な香りと柔らかな旨味が心地よく、芋焼酎とは思えないほど飲みやすいんです。ロックや水割りに加え「あいそめハイボール」(390円)もオススメですよ。
さらに「ジャパニーズ クラフト ジン マサハル」は「IWSC(英)2023」と「TWSC(日)2023」でそれぞれ銀賞を受賞。「あまおうスピリッツ」は「IWSC(英)2023」で銅賞を受賞しており、これを使った一杯にも注目を。
写真左の「クラフトジンソーダマサハル」(490円)は、ジュニパーベリーをベースに柚子とへべすが香る爽快な一杯。「あまおうスピリッツのオリジナルカクテル」(640円)は、福岡県産あまおうを独自製法で1年間熟成させたという高貴な香りが魅力です。
シメは旨辛ちゃんぽんに!
お酒を片手に「辛もっちゃん焼き」を味わった後は、鉄鍋に「〆のちゃんぽん」(1人前450円)を投入。ホルモンや野菜の旨味が溶け、さらにコクが増したタレを吸ったちゃんぽんの美味しさは言うまでもありません。ちなみに、タレが煮詰まりすぎている場合は、やまやの「うまだし」を追加してもらえますよ。
この夏はさらに進化した「もっちゃん焼き」と、キンッキンに冷えた「やまやの極旨レモンサワー」で決まり! 「博多店」のみならず、全国各地の「博多もつ鍋やまや」の店舗でも味わうことができるので、ぜひお近くの店舗をチェックしてみてくださいね。
博多もつ鍋やまや 博多店
福岡市博多区博多駅中央街1-1
092-412-0888
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