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「まずは知っていただきたい」遺族たちが犠牲者を“追悼”、2時間で福岡の市街地の3分の1が焼けた

1945年の6月19日、アメリカ軍が投下した大量の焼い弾が福岡市の中心部を焼き尽くした福岡大空襲から、78年を迎えました。空襲による死者を含む戦争の犠牲者を追悼する式典が開かれました。


◆「まずは知ってもらい、次世代へ」
福岡市役所で開かれた戦没者合同追悼式には、福岡市遺族会連合会の関係者など72人が参列しました。式典で高島市長は、「犠牲になられた方々の祖国への思いを胸に刻み、平和な社会の実現に向けて全力を尽くしてまいります」と述べ、平和を守り抜くことを誓いました。

福岡市遺族会連合会・中村博幸副会長「こういうことがあったんだとまず知っていただきたい、そうすると自然と次の世代に伝わっていくのでは」


◆福岡の市街地の3分の1が焼失、1146人が犠牲に
1945年の6月19日、アメリカ軍の爆撃機が福岡市の中心部を攻撃した福岡大空襲。夜中の11時すぎから約2時間にわたって降り注いだ大量の焼い弾で、当時の市街地の約3分の1が焼けたとされています。死者と行方不明者を合わせて1146人が犠牲になりました。

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