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農家「恐怖を感じる」雨続きで野菜の出荷が滞るおそれ、九州は4日から再び大雨の予想~九州に大雨

九州北部に降った3日の大雨で農作物に被害が出ています。青果市場の入荷量はまだ大きな変化がないものの、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は出荷の滞る可能性がでてきました。すでに各地の農家がダメージを受けていますが、無情にも九州は4日夜から再び大雨の予想です。

また大雨「恐怖を感じる」2棟のハウスが損害を受けた


福岡県久留米市の香月雅史さんは12棟あるビニールハウスでネギや小松菜を栽培しています。大雨で収穫を間近に控えた野菜が泥水に浸かりました。

香月さん「ハウスが2つダメになった。ネギのビニールハウスだけで50万円の損失。小松菜は収穫しようとしたが、水が急に来て半分ほどで収穫するのをあきらめた。おととしまで4年連続で水害が起きているのでどうしようもないが残念に思う。対策はなかなか難しい」

水田にも大量の泥水が流れ込みました。水田の隅には草や木の枝がたまっています。稲への被害を防ぐため農家は4日朝からごみを取り除く作業に追われていました。

農家・野村勝浩さん「ごみをかぶった稲は生育ができませんし、ごみが重しになるので枯れます。太陽の光が当たらなければ収穫量に影響が出てくる可能性が十分にあります。この前の半分くらいの雨でこのあたりは湖のようになると思っています。恐怖を感じています」

このまま雨が降り続けば日照不足や水温の低下によって稲の生育に影響が出てくるおそれもあるそうです。4日夜から九州北部は再び大雨が予想されているため、水田の囲いが流されないようするそうです。

雨の影響を受けやすい「葉物野菜」に影響のおそれ


福岡市の青果市場では、入荷する野菜の量に現時点で大きな変化はありません。しかし、買い付けにきた人からは値段が上がってきているという声も聞かれました。

卸売業者「まだ雨が降るって言っているからわからんよね。量的に減っているので、単価は上がっていますね。トラックが止まったら入ってくるものも入ってこなくなるし、野菜は時間がたつと痛んでしまう」
小売商組合・興梠和幸常務理事「この大雨で佐賀から大分、長崎熊本あたりの産地が結構やられます今から影響が出てくると思います」

雨の影響を受けやすいのがほうれん草や小松菜などの葉物野菜です。九州各地で大雨の被害が出る中、今後の出荷に影響がでることが懸念されています。

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