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南インドの定食「ミールス」で、多彩なカレーを食べ比べ

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店名の「Zelliges」(ゼリージュ)は、北アフリカの国・モロッコの建築様式に見られるモザイクタイルのこと。以前、赤坂・はなみずき通り沿いにあった頃から、そのモザイクタイル貼りの外観がひときわ目を引く存在でしたが、2020年3月に地下鉄六本松駅近くの城南線沿いに移転。タイル張りの外観はそのままに、南インドの郷土料理「ミールス」やカレーを提供しています。

ゼリージュ外観

「ミールス」は南インドで日常的に食べられている食事で、日本でいう定食のようなもの。米と一緒に野菜や豆を中心とした数種類のカレーと副菜がワンプレートに盛り付けられた料理です。「ゼリージュ」では、日替わりで「ノンベジタブルミールス」(1,320円)、「ベジタブルミールス」(1,270円)の2種類と、その両方をミックスした「スペシャルミールズ」(1,600円、夜のみ)を提供しています。
「ベジ」は菜食主義者向けに肉や魚を使わずに野菜だけを使ったミールスで、「ノンベジ」は肉を使ったカレーのほかに野菜もふんだんに入っています。今回は一番人気という「ノンベジタブルミールス」を注文しました。

ゼリージュ_ミールス1

ライスと豆粉を揚げたパパドのまわりの小皿に入ったカレーは日替わりで、この日は右上から辛口の南インド風チキンカレー、野菜と豆のサンバル、酸っぱ辛いラッサム、豆を甘く煮込んだダルーの4種類。それにカード(ヨーグルト)と、野菜をスパイスとココナッツで和えたコサンバリ、野菜を炒めたトーレンの副菜が添えられていました。

ゼリージュ_ミールス2

店主の水田亮輔さんに聞くと「お好きな食べ方でどうぞ」ということなので、まずはライスに数種類のカレーを合いがけに。食べ進めるうちにそれぞれ異なるスパイスの風味と辛さがわかり、自分好みのバランスで味変を楽しむことができます。また、赤いチリペーストと白いココナッツの薬味で辛味と酸味を調整すれば、そのバリエーションはさらに広がります。

ゼリージュ_キーマカレー

単品のカレーは日替わりで2種類が用意されおり、この日はミールスにも入っていた「南インド風チキンカレー」と写真の北インド風の「パンジャブキーマカレー」(各990円)でした。こちらは豚の粗挽き肉を使ったキーマカレーに、半熟のフライドエッグが添えられています。ホールスパイスを丸ごと使ったガツンとワイルドな仕上がりで、コアなスパイスカレー好きも納得の一皿です。

ゼリージュ_デザート

そして、この店で見逃せないのが本場インドの味を再現したデザートです。左の「クルフィ」(440円)はインドでよく食べられているポピュラーなスイーツで、牛乳と卵黄にカルダモンを入れた自家製のアイスクリーム。右は"世界で最も甘い"といわれる「グラブジャムン」(440円)で、小麦粉と砂糖、牛乳を合わせた生地を油で揚げて、甘いシロップに漬けたもの。どちらもスパイスの効いたカレーを食べた後の舌を中和してくれます。

ゼリージュ店内

ブルーを基調にした店内は、インドのカフェか食堂を思わせるエスニックな雰囲気。珍しいインド産ワインも用意されているので、スパイス料理やカレーに合わせて一杯という楽しみ方もできますよ。

ゼリージュ_メニュー1 ゼリージュ_メニュー2

Zelliges(ゼリージュ)
福岡市中央区谷1-15-21ロマネスク六本松第2-1F
092-715-7116

店舗名:Zelliges(ゼリージュ)
ジャンル:カレー
住所:福岡市中央区谷1-15-21ロマネスク六本松第2-1F
電話番号:092-715-7116
営業時間:11:30~OS14:00/17:00~OS20:00
定休日:不定
席数:カウンター5席、テーブル12席
個室:なし
メニュー:ノンベジタブルミールス1,320円、ベジタブルミールス1,270円、南インド風チキンカレー990円、バジャブキーマカレー990円、ハイダラバーディチキンビリヤニ1,280円、カルフィ440円
URL:https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400105/40053911/

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この記事を書いたひと

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