熱気、活気、元気が溢れるベトナム・ホーチミンへ
ベトナムってどんなところ?から始まった旅
今回訪れたのはベトナム最大の都市・ホーチミン。実は渡航する直前までベトナムの首都だと勘違いしていましたが、ベトナムの首都はハノイです。そんなハノイよりも都市の規模が大きいホーチミンですが、正直、全然イメージできませんでした。ベトナムと聞いてすぐ思い浮かぶのは「フォー」や「バインミー」といったグルメで、都市についての知識は失礼ながら皆無。そこで事前にググってみると、ベトナム・ホーチミンはフランス領だった影響が色濃く残る場所で、「人民委員会庁舎」をはじめとした当時の華やかなコロニアル文化を各所で見られるとのこと。
また、ホーチミンは当時「サイゴン」と呼ばれていて、1975年のサイゴン陥落の後に、当時の指導者であったホー・チ・ミンの名前にちなみその名になったという歴史がありました。実際現地に行くと、確かに西洋風の建物が多く、「中央郵便局」や「タンディン教会」などはその代表格。ただそれよりも驚いたのは思った以上に都会だったこと。高層ビルが立ち並ぶその風景は未来の都市を見ているようでした。
朝と夜では異なる顔を見せるホーチミン市の中心部 ホーチミンの朝は早く、6時ごろから多くの人が公園で運動をしている。ベトナムの平均年齢は日本に比べて若く、その影響もあるのか多くの人が健康志向なんだそう。また、1年を通して温暖な地域なので日中はあまり外を歩かないのか、歩く人よりもバイクで移動する人の方が圧倒的に多い。むしろそれしか見ていない印象だ。夜になるとその光景は一変し、「グエンフエ通り」には多くの人が集まる。ここに来ている理由を聞くと「特に用事はない」のだそう。ちなみにバイクだけは昼夜問わず大量に走っている
ホーチミンを眺望する「サイゴンスカイデッキ」 2010年に完成した63階建ての高層ビル「ビテクスコタワー」内に設けられた展望台。タワーの49階に位置するこの場所は地上178mからホーチミンを一望することができる。そのユニークなデザインはベトナムの国花・蓮の花をイメージ。ホーチミンを代表するランドマークタワーとして平日も多くの人がここを訪れる。
ベトナム戦争終戦の象徴「統一会堂」 南ベトナム政権時代に独立宮殿とよばれた旧大統領官邸。1975年に解放軍の戦車がフェンスを乗り越え、ここに突入したことでベトナム戦争は終結を迎えたことからベトナム近代史の象徴の場所となっている。現在は一般公開されていて、建物内にある大小100以上の部屋を見学することができる。ただし国の要人が訪れた際は見学できない。
映えスポットとして人気のピンクの教会「タンディン教会」 ホーチミン1区の大通りハイバーチュン通りに面した場所にある教会。教会の壁面がほぼピンクというこの教会は、フランス統治時代の1870年から1876年にかけて建てられた。数年前まではあまりメジャーな場所ではなかったそうだが、SNSをきっかけに世界中で話題となり、今では女子旅には欠かせない場所の一つとなっている。
買い物も自然を満喫するツアーも楽しめるベトナム
今回のベトナム訪問で強く感じたのは、ベトナムの熱気とそこに住む人たちの活気でした。これからもっと発展していくのだろうという国特有のある種の雑多感と、それすら楽しんでいるような活気ある人々の姿は、圧倒されると共に負けてられないぞとも思います。
そんなベトナムのエネルギッシュさを強く感じるのが市場。中でもホーチミン最大級の「ベンタン市場」は、現地の人と観光客のエネルギーがぶつかり合う場と言えるかもしれません。約1万㎡の敷地には約1500軒の商店が並び、そこには衣類やお土産物はもちろん、食材や日用品など現地の人が日常で使うものも多数並んでいます。日本語で「ベトナムコーヒーいる?」と呼び止められたと驚いていると別の角度からは「時計はどう?」とこれまた日本語で声をかけられ、狭い通路を通れば「Tシャツいるでしょ?」と肩を揉んでくるおじさんも笑。この人懐っこさと商魂のたくましさこそが、今のベトナムなんですね。
また、今回はホーチミンから2時間ほど離れたミトー市にも行くことができました。ミトー市はベトナムを代表する農産地で、市内にあるタイソン島では多種多様な果実が栽培されています。島内を小舟で移動するジャングルクルーズもここの名物の一つです。
約1500の商店が集まるホーチミン最大の市場「ベンタン市場」 フランス統治時代の1914年からある市場で建物も当時の姿を残している(現在の建物は1950年の改修後のもの)。店内はアオザイをはじめとしたベトナムの伝統的な衣装はもちろん、お土産にオススメのTシャツや靴といった衣料品から生鮮食品、コーヒーや置物といったお土産物などが並ぶ。購入時の交渉もぜひ楽しんでほしい。
ミトー市の果物の産地タイソン島の果樹園を巡る 外周5kmほどのこちらの島では、グァバ、リュウガン、スモモなど、多種多様な果実が実っている。園内は観光地となっていて、自家製のハチミツやキャラメルなどの実演販売のほか、伝統的な歌を聴きながら島内の果物をいただくサービスも行っている。
米文化の真骨頂を知るベトナムのグルメ
最後はやはり外せないベトナムのバラエティに富んだグルメ。隣接している国が多いため、さまざまな国の食文化が混ざり合って独自の食が生み出されていると感じます。特に米の産地として世界的に有名なベトナムは米を使ったさまざまな料理があります。その代表格がライスペーパーを使った料理。日本でもよく知られる生春巻きや肉汁溢れる揚げ春巻きのほか、ミトー市では魚をライスペーパーに巻いていただきました。またベトナムを代表する麺料理フォーも米の麺を使います。ちなみにダシの文化も浸透しているため、どの料理も日本人に親しみのある味付けに。一度も食べたことがない料理でもどこか懐かしさを感じさせてくれます。さらにフランス領時代に生まれたフランスパンのサンドイッチ・バインミーも外せないグルメの一つ。店ごとにパンや挟む素材が違うので食べ比べをするのもオススメです。
というわけで今回旅したベトナム・ホーチミンですが、まだまだ魅力はたくさんあります。点在するおしゃれなカフェや雑貨店を巡るのも楽しいですし、夜景の美しいバーにもぜひ足を伸ばしてほしいです。また福岡から飛行機で4時間程度という気軽な距離感もオススメポイント。次の旅行はベトナムを選んでみませんか。
ベトナムの屋台料理が集まる「ニャー ハン ゴン」 こちらのお店ではベトナムの屋台で味わえる生春巻きをはじめ、ベトナム風お好み焼きのバインセオやお肉がたっぷり入った揚げ春巻きなど、バラエティに富んだ屋台料理を楽しむことができる。店内のライブキッチンで調理する姿を見られるのもこちらならではの魅力の一つ。美しい店内で、ベトナムの“地元の味”が堪能できるのも嬉しい。
地元でも人気のフォー専門店「フォー クイン」 牛ベースのコクのあるスープが特徴的なフォーの専門店。麺はうどんとそうめんの中間ぐらいの太さで、ツルッとした食感に仕上がっている。薄切り牛肉や牛すじ、牛の肉団子など具もさまざまあり、欲張りな方は全部のせも選べる。トッピングにもやしやミントの葉などがあるのでお好みで入れて味わいたい。
フランス×アジアの味・バインミーの名店「ニューラン」 1968年創業のホーチミン市内では最も古い食堂の一つ。名物のバインミーには豚のソーセージ、3種のハム、大根、にんじん、キュウリ、パテ(ダチョウの砂肝など)が挟まっている。創業当時はバインミーだけの食堂だったそうだが、人気が高じてフォーなどの屋台料理なども提供するようになった。また、店頭にある月餅も有名。
福岡=ベトナムの空の旅をフルサービスでより快適に運航
ベトナムのフラッグ・キャリアとなるベトナム航空は、福岡空港からホーチミンとハノイへの直行便を運航。国際的な航空会社の格付け機関より4つ星認定された実績もあり、サービスの高さはお墨付き。また、9月18日に「就航20周年記念イベント」が福岡空港で開催されるのでこちらもチェック!
©ベトナム航空 日本支社
ベトナム航空 日本支社
TEL:03-3508-1481
所在地:東京都千代田区霞が関1-4-2 大同生命霞が関ビル6階
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