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5000軒の住宅が被災、福岡の損害額は約500億円に迫る「記録的な大雨」

福岡県と佐賀県で7人が死亡した先月10日の大雨から8月10日で1か月です。各地の被害の全容が徐々に明らかになってきています。

「線状降水帯」「大雨特別警報」の7月大雨

九州北部地方を襲った記録的な大雨。福岡県や佐賀県では線状降水帯が発生し、福岡県には大雨特別警報が発表されました。

 


RKB下濱美有「土砂崩れの現場です。山の上からはまだ水が流れ込んでいる状況です」

 

福岡県と佐賀県で7人が亡くなったほか、各地で家屋の浸水被害や道路の損壊などが相次ぎました。

被害総額は491億円に上る見通し

福岡県のまとめによると、計5000軒以上の家屋が被災。久留米市の3720軒を筆頭に隣接するうきは市が491軒、広川町で255軒の被害が出ました。一方、道路や橋梁の被害は朝倉市が326件と最も多く、次いで久留米市の170件、広川町の122件と続きます。7月の大雨による被害額は、491億円に上るということです。

佐賀県の正確な被害件数はまだ把握できていない

また、佐賀県でも河川の護岸や道路関連の施設で265件の被害が発生。家屋などの被害件数については現在も調査中で、正確な件数はまだ把握できていません。佐賀県内の農林水産関係の被害額については、速報値で69億円に上るということです。

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