10勝目を狙うオリックス先発・宮城の立ち上がり、ホークス打線自慢の3番・4番が襲いかかる。柳田レフト前、近藤センター前で2アウト2塁・1塁とチャンスメイク。だが、続く中村晃が三振、先制点を奪えない。一方、チームトップタイの6勝を挙げているホークス先発の和田は、連続三振を含め三者凡退と快調な立ち上がり。この後、試合は投手戦に突入する。
7回、ホークスにビッグチャンスが訪れる。ノーアウト1塁で代打・嶺井が送りバント、宮城がセカンドへ送球するがフィルダースチョイス、これが悪送球となる間に、代走・周東は3塁を陥れる。しかし、三森・空振り三振、甲斐はスクイズを仕掛けるが、宮城の好フィールディングで周東タッチアウト。
味方の援護がない中、42歳の和田は今季初めて7回のマウンドへ。ストレートのキレは最後まで衰えなかった。1アウトから連続三振でオリックス打線を抑え込み、三者凡退。3安打無失点と流れを渡さない。
ベテランの好投に、野手が奮い立ったのは9回。1アウトから三森が出塁。甲斐が送りバントを決めて、ランナー2塁、ここで打席には今宮。オリックスの守護神・平野佳の2球目をとらえた打球は、右中間を破るタイムリー2ベース。ホークスが今季8度目のサヨナラ勝ちで、オリックス3連戦勝ち越しを決めた。
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう