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「BAR倉吉」のオリジナルカクテル「悪魔のささやき」

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季節のフルーツで彩られた禁断の一杯

BAR倉吉 中洲店

今回ご紹介する「BAR倉吉 大名店」は、2002年創業の福岡を代表するオーセンティックバーの一つ。オーナーの倉吉浩二さんは1984年「第13回 H.B.A(日本ホテルバーメンズ協会) 創作カクテルコンペティション」でグランプリを受賞。当時の23歳という最年少優勝記録は、40年近く経つ現在も破られておらず、昨年には、“福岡県版 現代の名工” と称される「福岡県優秀技能者表彰」を受賞されている。
取材当日、開店早々の午後6時すぎに扉を開くと、姉妹店の「昭和レトロ酒場 倉吉」で腕を振るう倉吉オーナーに代わって店を守る坂本朋也店長(写真・左)とスタッフの池本健介さん(写真・中)、長濵友太郎さん(写真・右)が爽やな笑顔で迎えてくれた。

「BAR倉吉」のオリジナルカクテル「悪魔のささやき」

今回、坂本店長におすすめいただいたのは、倉吉オーナー考案のオリジナルカクテル「悪魔のささやき」。
さとうきびから造られたブラジルの蒸留酒・ピンガに季節の果物を馴染ませ、オレンジリキュール「コアントロー」とライムジュースを加えてロックスタイルで供される一杯だ。
この日の果物はピオーネ、シャインマスカット、桃、キイチゴの4種。果物を一つずつ摘まみながらグラスを傾けると、四種四様の味わいが広がり、その楽しさに思わずピッチが進んでしまう。とはいえ、ベースとなっているのは40度の蒸留酒。甘いささやきに気を許すと、うっかり足を取られること請け合いの、まさに “禁断のカクテル” だ。

「BAR倉吉」のオリジナルカクテル「白月」

こちらのお店で締めの一杯におすすめしたいのが、2020年に開催された「第2回 本格焼酎&泡盛カクテルコンペティション」でグランプリを獲得した、坂本店長のオリジナルカクテル「白月(はくげつ)」。
大分県宇佐市・四ッ谷酒造の麦焼酎「兼八」をベースに、カカオリキュール、ヘーゼルナッツリキュール、生クリームを加え、シェイクして完成となる一杯で、チョコレートとヘーゼルナッツの風味を生クリームで優しく包み込んだ珠玉のデザートカクテルだ。

BAR倉吉 大名店
福岡市中央区大名1-3-32 ラコルテ大名7F
092-726-9405

西山健太郎
福岡市役所に勤務するかたわら、2017年2月に樋口一幸氏(Bar Higuchi 代表)と非営利団体「福博ツナグ文藝社」を設立。福岡・博多の地域文化の魅力について独自の切り口で発信している。

店舗名:BAR倉吉 大名店
ジャンル:バー
住所:福岡市中央区大名1-3-32 ラコルテ大名7F
電話番号:092-726-9405
営業時間:18:00~翌3:00
定休日:日曜・祝日
席数:カウンター11席、テーブル24席、テラス18席
個室:なし
メニュー:チャージ700円、悪魔のささやき2,200円、白月1,600円、フルーツカクテル1,700円~、カクテル1,000円~、ウイスキー1,100円~
URL:https://www.bar-kurayoshi.com/

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この記事を書いたひと

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