7月豪雨で手つかずの被災農地復旧を支援「ボランティアセンター」開設 福岡
福岡県久留米市で、7月の大雨で被害を受けた農地の復旧を支援するためのボランティアセンターが開設されました。ボランティアによって、これまで手つかずだった田畑の土砂のかき出しが始まりました。
「自分たちじゃ、しきらんですもんね」
久留米市草野町に開設された「農地復旧ボランティアセンター」には29日朝、福岡県内から9人のボランティアが集まりました。
RKB町田有平「県道沿いから一段下がったところにあるこちらのぶどう畑には、大量の水が流れ込み、1メートル以上の高さまで浸水したということです」
ボランティアは、建設機械が入れずこれまで手つかずだったぶどう園で、木の周りに溜まった土砂のかき出しなどを行いました。
ぶどう農家 鳥越栄子さん「一夜にしてこげんなったけんですね…。自分たちじゃしきらんですもんね。ありがとうございます」
ボランティア「果樹に傷を付けないように、圃場(ほじょう)を荒らさないようにできたらなと思っています」
「人の手による作業」が必要な田畑が対象
7月の大雨で浸水や土砂の流入で被害を受けた農地は976.5ヘクタールに上っていて、久留米市としては初めて農地復旧のボランティアセンター開設を決めたということです。建設機械が入れず人の手による作業が必要な田畑が対象で、久留米市は農家のニーズに合わせてボランティアを派遣することにしています。
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