「オリンピックのアジア版」ともいえるスポーツの祭典、アジア大会が中国・杭州で9月23日に開幕します。注目選手は陸上競技の女子20キロ競歩代表、藤井菜々子選手です。
福岡県出身の梅野選手と2人で出場へ
エディオンに所属する北九州市立高校出身の24歳、藤井菜々子選手。世界陸上初出場となった2019年ドーハ大会で7位入賞を果たし、その後も東京オリンピックや世界陸上で日の丸を背負い続けてきました。アジア大会女子20キロ競歩には、宗像高校出身の20歳、順天堂大学の梅野倖子選手と2人で出場します。
藤井菜々子選手「2019年から2023年の変化は、心の成長がすごくできたかなと思う。2019年(の世界陸上)は全てが初めてで、競歩代表のなかでは一番年下。先輩にただついて行くという思いが去年まではあった。今年に入ってからは福岡県の後輩でもある、下の子達も育ってきていて。次は引っ張る立場になったという思いが出てきた」
「パリ五輪の派遣標準記録を切りたい」
日本女子競歩界のエースにまで成長した藤井選手にアジア大会の目標を聞きました。
藤井菜々子選手「まずはパリオリンピックの派遣記録をここで切っておいた方がよいと思うので、(派遣標準記録の)1時間28分30秒を目標に。そこを切れたら、もう100点かな」
アジアの舞台で来年のパリにつながる結果を残せるか。女子20キロ競歩決勝は9月29日、日本時間の8時10分スタートです。
競歩の「反則」と「魅力」
両足が地面から離れると「ロス・オブ・コンタクト」。
前脚が接地の瞬間から垂直になるまでの間ひざが伸びていない状態だと「ベント・ニー」。
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3回以上の反則で失格(アジア大会はペナルティゾーンがあり、4回で失格)
藤井選手「速いだけではだめで、技術が求められる競技。失格もあるので、最後までレースが動く可能性があるところが魅力的」。
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