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税金逃れの「不正軽油」を撃退せよ、灯油や重油を混ぜて使用するトラックを全国一斉に摘発

軽油に重油や灯油を混ぜた不正な軽油が使われていないかを調べる軽油抜き取り調査が11日、全国一斉に行われました。脱税と大気汚染の防止が目的です。

燃料タンクから抜き取って“不正軽油”かどうか調査


福岡県北九州市の国道10号で行われた調査では、警察官がトラックを停車させ福岡県の職員が運転手から直前に給油した場所がどこかを聞き取り、燃料タンクから軽油を抜き取って検査しました。検査では、水に比べた密度を調べ規定の範囲を外れていないか確認するほか、重油や灯油に含まれる紫外線を当てると緑色に光る物質があるかどうかを調べます。

脱税だけでなく大気汚染の原因にもなる

北九州西県税事務所間税係・財部真智子係長「不正軽油を使用せずに環境にもいいという形で安全運転に取り組んでもらえたら」

軽油引取税が課税される軽油に価格が安い重油や灯油を混ぜて販売するいわゆる「不正軽油」は、脱税だけではなく大気汚染の原因にもなります。10月は「不正軽油撲滅強化月間」のため、全国で一斉に調査が行われました。

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