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ジェネリック医薬品「沢井製薬」の不正試験、工場のある福岡県知事「健康に直結する問題で極めて遺憾」

ジェネリック医薬品メーカーの沢井製薬が九州工場(福岡県飯塚市)で製造される薬の品質管理について、不正な方法で試験と報告が行われた問題で、福岡県の服部知事は「極めて遺憾」としたうえで調査を進めていく考えを示しました。

薬の溶け方を調べる試験で不正か


この問題はジェネリック医薬品メーカーの沢井製薬が、飯塚市にある九州工場で急性胃炎や胃潰瘍の薬について、溶け方を調べる試験で、本来入っているカプセルから別の新しいものに詰め替えて試験をしていたとされるものです。

福岡県・服部知事「人の体、健康ということに直結する問題であります。非常に極めて遺憾に思っております」

「検査と管理体制が十分に改善されていない」福岡県が指摘


福岡県は大阪府からの情報提供に基づき7月3日から5日に立ち入り調査を実施し、不適切な試験が行われていることを確認。9月段階での沢井製薬の報告では違反事実に対する改善は不十分で、検査と管理の体制が十分に改善されていないと指摘しています。福岡県は詳細な調査を行っていて、厚生労働省と協議しながら改善命令を出すことなどを検討していくということです。

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