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「歴史を塗り替える」初のカップ戦V目指すアビスパ福岡 リーグ戦も快進撃 主将・副主将が生出演で決意

ルヴァンカップではクラブ史上初の決勝進出、さらに天皇杯も初のベスト4。リーグ戦でも23日現在で最高順位タイと、快進撃のアビスパ福岡。クラブの躍進に合わせて、福岡の街もアビスパカラーに。クラブの歴史を塗り替え続けるアビスパ福岡のキャプテン奈良竜樹選手(30歳)、副キャプテン森山公弥選手(21歳)が24日、RKBのスタジオで『タダイマ!』に生出演しました。
 

「冨安選手以来の逸材」森山公弥副主将

RKB宮脇憲一アナウンサー:今日も午前中に練習があって、シャワーを浴びていますね。シャンプーのいい香りがする…。お忙しい中、ありがとうございます。
まずは森山選手。地元福岡県の飯塚市出身、ユースから上がってこられました。2021年にトップチーム昇格、「冨安選手以来の逸材」と言われています。左足の正確なキックが魅力、これからも大注目の選手! 間違いないですか?
森山公弥選手:(冨安選手以来の逸材について)本当に、恐れ多いです。

「博多の漢(おとこ)」奈良竜樹主将

RKB宮脇:そして奈良竜樹選手。アビスパ福岡のキャプテンで、北海道北見市の出身です。愛称は「博多の漢(おとこ)」。体を張って、ゴールを守っています。チームが非常に良い状況ですから、「キャプテンとしても頑張らなきゃ」というタイミングですか。
奈良竜樹選手:キャプテンじゃなくても、そういう思いで日々やっていますけど、こういう立場になってより考えること、取り組んでいることもあるので、それがチームの結果に現れて、今すごい充実しているなと思います。
RKB宮脇:本当に、ハードワークプレーが激しいんです。言葉で、そして背中でチームを引っ張っています。快進撃が続いているアビスパ、どれほど今すごいのか?
 

過去最高を更新! 歴史的シーズン

今シーズン、快進撃が続くアビスパ福岡。チームの好調ぶりを示しているのが、カップ戦での上位躍進です。国内サッカー3大タイトルの一つ、ルヴァンカップでは2年連続で準決勝に進出。第1戦は、前半終了間際に紺野からの絶妙なクロスに福岡大学出身の鶴野が頭で合わせてゴールを奪い、1対0で勝利。
アウェーでの第2戦は、コーナーキックからゴール前での競り合いとなり、最後はウェリントン! 名古屋グランパス相手に2連勝で、クラブ史上初の決勝進出を決めました。
さらに、天皇杯ではベスト4入りを果たしたほか、リーグ戦では現在クラブ最高順位に並ぶ8位(23日現在)。今シーズンのアビスパは、まさに飛躍の1年となっています。

「常に目の前のことに100%取り組む」

RKB宮脇: J1リーグで現在は8位。天皇杯はクラブ史上初のベスト4。そしてルヴァンカップはクラブ史上初の決勝進出。この「クラブ史上初」というのがすごくいい。キャプテン、去年までとどういうところが違うと思います?
奈良選手:J1に上がってから、長谷部監督のもと、常に目の前のことに100%取り組むことを継続して、それが今年こうやって良い結果を手にできている。その姿勢は常に変えずにやっているつもりなので、しっかり結果に現れている、結びついているのが、すごい幸せなことだなと思います。
RKB宮脇:種をまき、芽が出て、花が咲いて今の状況になっている。

RKB宮脇:森山選手はユースからアビスパにいますけれども、今のクラブの状況をどう見てますか?
森山選手:クラブの歴史を塗り替えられる場にいるというのは、個人としてはうれしいです。残りはもっと上目指して頑張りたいなと。

「ほかの人が知らない一面は?」意外な答えが

ここからは、質問コーナーに移りたいと思います。お2人のことをもっと知りたいなと思っています。さあ、最初の質問は「ほかの人が知らない一面は?」。まずは森山選手から。

森山選手のフリップ「HIP HOPが好き」

森山選手:YouTubeでフリースタイルのバトルをよく見たりします。
RKB宮脇:ご自身で歌ったりは?
森山選手:…しないですね。
RKB宮脇:クラブ史上初のタイトルを獲得し、サポーターから「お願いします!」と言われたらどうします?
森山選手:どうしてもとお願いされたら、ちょっと考えたいと思います。
RKB宮脇:聴いてみたい! では奈良選手、お願いします。
 

プロはだしの「奈良餃子」

奈良選手のフリップ「餃子包み」

RKB宮脇:餃子を包むのが得意?
奈良選手:そうですね、家で餃子を自分で作って、家族や友達と一緒にやったりしているので。その中でも僕の餃子が「お店に出せる」と家族の中では話題になっているぐらい、きれいに包めると思っているんです。
RKB宮脇:サッカーの時よりも強気の発言。「奈良餃子」は何が違うんですか?
奈良選手:アスリートなので、鶏のムネ肉、豚のヒレ肉。ちょっと低脂質で、高タンパク。子供たちもパクパク食べてくれるので、いつもそのレシピでやっています。
RKB宮脇:ニラとニンニクは入れますか?
奈良選手:ニンニクを入れますね。ニラは、緑のビジュアルにまだ息子が拒否反応を示すので、入れてないです。
 

「1人1人の姿勢、鬼気迫るような表情を届ける」

RKB宮脇:奈良キャプテン、ルヴァンカップ決勝の見どころも聞いていいですか? いよいよ決勝、どういうところを見てほしいですか。
奈良選手:強い浦和さんとの決勝戦は、本当に素晴らしい雰囲気になるだろうし、そこに自分たちが立ち向かっていく。1人1人の姿勢だったり、鬼気迫るような表情、画面からもスタジアムでも皆さんに届くように全員で臨んでいきたいと思っています。
RKB宮脇:もう、絶対伝わると思います。
 

初優勝から常勝軍団となったホークスのように

横浜Fマリノスとのリーグ戦が10月28日(土)、ホームのベスト電器スタジアムで行われます。この試合は「2万人プロジェクト」。満員にしようということなんですよね。現在、福岡の街もアビスパで盛り上がっています。

福岡市地下鉄では「アビスパトレイン」。車内には、個性あふれる選手の紹介やサポーターの声などのポスターが掲示されています。例えば「私服は、休日のお父さん。」(村上昌謙選手)、いいですね。ホークスにからめたものもありまして…。

「ホークスで言うところの、1999年。」(サポーター歴4年 30代・男性)

つまり、ホークスがダイエー時代に初優勝し、そこから常勝軍団となっていきました。アビスパ福岡も、この2023年から常勝軍団へということですか?

奈良選手:そういうきっかけになればいいと思いますし、そういう年にできるように、全員で戦っていきたいなと思います。

奈良選手の笑顔と優しさ

RKB宮脇:奈良選手のポスターを見ていきますと…。

「じつは、笑顔がすごくかわいい。」
「寝不足の後輩に、おすすめの枕とマットレスを買ってあげた」

奈良選手:「寝られない」って言っていたので、何かきっかけが…。使ってみたらもしかしたら寝られるかもしれないし、「駄目だった友達にあげて」と。
RKB宮脇:硬めのマットレス? 柔らかめのマットレス?
奈良選手:いや多分そんな硬くなかったと思います。「何とか反発」みたいな。

大人になっても「金メダルをもらいたい」

RKB宮脇:リーグ戦、そしてルヴァンカップ決勝の意気込みを、改めて聞かせてください。
森山選手:大人になって金メダルがもらえる試合は、なかなか体験できないことなので、そういう雰囲気を楽しみたいですし、ここまで来たら絶対結構残す覚悟で試合に挑みたいと思います。
RKB宮脇:頂上に立つということは、金メダルですもんね。キャプテンの奈良選手お願いします。
奈良選手:僕自身、カップ戦の決勝も、国立競技場も初めてなので、「2つの初」を個人的にも楽しみながら、最後はしっかり勝ってみんなで優勝を喜べるように頑張っていきたいなと思います。
RKB宮脇:優勝したら、餃子パーティーですね!
奈良選手:そうですね、ニラも入れちゃいます。
RKB宮脇:楽しみにしています。本当にお忙しい中、ありがとうございました。

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