※お料理 うち山(赤坂)
料理屋 よしかわ(六本松)
おのころ五合(港)
新日本料理 Assiette de MAKO(大宮)
馳走や 直(大名)
※このまとめ記事は各店記事の公開時点の情報ですので、その後価格、営業時間等が変更になっている場合があります。
長浜鮮魚市場に集まる新鮮な魚介類や近郊で採れる野菜などの良質な食材に恵まれた福岡では、手練れの料理人によるハイレベル&ハイコスパな料理を提供する和食店が目白押し。そんな中でも、1万円以下のリーズナブルな価格でコース料理が堪能できる和食店5軒を、過去の記事からピックアップして紹介します。
食材の使い方にセンスが光る、若き店主のカウンター和食店【お料理 うち山】
西新で定食を中心にした「食堂ニコラ」を営んでいた店主の内山広章さんが、カウンターで提供するコース料理に特化した和食店として2021年赤坂に移転オープン。メニューは季節の食材を使った「おまかせ料理」のみで、18時半・19時半の2部一斉スタートの完全予約制となっています。コースは、前菜・刺身・手巻き寿司・茶碗蒸し・椀物・魚料理・肉料理などの8~9品が基本構成。 旬の食材を使いながら西洋野菜を取り入れるなど、その組み合わせに独自のセンスが光ります。
西新から店を移転してまで現在のスタイルに変更したのは、もともと「自分が好きな日本酒やワインに合わせた料理を作りたかった」という内山さん。それだけに冷蔵庫とワインセラーには、内山さんセレクトの地酒とワインが揃っています。特にワインは、内山さんイチオシの甲州の白とブルゴーニュの赤がメイン。その日の献立に合わせて、ぜひともペアリングをお試しあれ。
素材の良さをそのまま伝えてくれる、やさしい味わいの和食【料理屋 よしかわ】
目まぐるしい変貌を遂げている六本松で、最近徐々に新しい店が増えているのがNHKや福大大濠高校の裏手にあたる六本松1丁目界隈。そんな場所にある一軒家で、警固から移転してこの地で0年目になるのが「料理屋 よしかわ」です。主人の吉川孝司さんが作る料理は「食材の良さを引き出すために、あまり手を加えません」というのが信条。それだけに食材の選び方をはじめ、切り方や火の通し方まで細かく気を配り、シンプルながらも深みのある料理を食べさせてくれます。
コースは10品ほどで、中盤で必ず出てくるのがにぎり寿司。特にこの店の名物である煮穴子は、ふっくらと炊いた対馬産の穴子をサッと炙ってツメを塗った一口サイズで、まさに口の中でとろけていくような食感です。一軒家の1階だけを使った店内は吉川さんの丁寧な仕事ぶりを見ながら料理が味わえるカウンター4席と掘りごたつ式の個室が2室あり、小宴や気のおけない集まりにも利用できます。
生け簀の活魚をその場でさばく、魚が主役のおまかせコース【おのころ五合】
長浜鮮魚市場にほど近い中央区港で、新鮮な魚を売り物にしている海鮮居酒屋が「おのころ五合」。大将の猪又哲也さんは板前として豊富な経験を積む中で魚の目利きと扱いを熟知。独自の仕入れルートを確立して長崎県平戸市の生月島(いきつきしま)から毎日活魚車で運ばれてくる魚を生け簀で泳がせ、締めたての鮮魚をリーズナブルな価格で食べさせてくれます。
コースは突き出しの吸物から始まり、とびきり新鮮な刺身の後に、一品料理、焼き物、揚げ物、肉料理、にぎり寿司といったバラエティに富んだ構成。殻に入った生ウニや国産うなぎの白焼き、マグロや車エビのにぎり寿司などの高級素材が惜しげもなく登場します。コース以外に名物の「魚のしゃぶしゃぶ」、「ネギマグロ鍋」といった鍋料理も人気で、カウンターをはじめ、テーブル席や個室はすべてゆっくりとくつろげる掘りごたつ式。普段使いのほか、うまい魚を求めて訪れる来福客をもてなすにも最適です。
和食の枠を超える、“新日本料理”という美麗な愉しみ【新日本料理 Assiette de MAKO】
中央区大宮のビル2階で2008年に開業した「MAKO」。やや人目を忍ぶ感じの場所ですが、わざわざ市外・県外から訪れる常連も多い人気店です。店主・岡部誠さんは職歴33年のベテランで、「特定のジャンルに縛られず、とにかく“楽しい料理”を作っていきたい」と、フレンチの経験も活かした“新日本料理”を提案しています。スペシャリテでもある先付の「新ジャガの雲丹和え」は、細麺状の新じゃがいもとウニのペーストを一緒に炒め、パルメザンとブラックペッパーを振り、仕上げに生ウニを乗せたもの。見た目はウニのパスタかと思いきや、こんな意外性・エンタメ性が“新日本料理”の真骨頂です。
先付の後はプレートに盛り付けた豪華な前菜から、刺身、焼き物、魚料理、肉料理などが続き、シメは土鍋で炊き上げる季節の炊き込みご飯。さらに美麗なデザートまで美しく作り込まれた料理の数々は、すぐにでも友人に「良かったよ!」と教えたくなるクオリティの高さです。
舌の肥えた大人の客がカウンターに集う、和食と寿司の店【馳走や 直】
大名エリアで10年以上暖簾を掲げている「馳走や 直」は、知る人ぞ知る和食店として界隈の中でも一目置かれている存在。和食一筋30年というベテラン料理人の平松直幸さんが、確かな腕前とカウンター越しの軽妙なトークで、常連、一見を問わずに客をもてなしてくれます。コースで必ず出される名物が、季節の食材を使った6種類の「酒肴の盛り合わせ」。水菜ときのこの出汁びたし、半熟玉子の出汁醤油漬け、あん肝のポン酢ジュレ掛け、合鴨のロースト、自家製カラスミ、子イカなど、どれも日本酒に合わせた味付けで、いくらでも杯が進んでしまいそうです。
寿司職人としてキャリアをスタートしたという平松さんが握る寿司も絶品で、特に名物の煮穴子は口の中であっという間に溶けていきます。主人と会話をしながら食事が楽しめるカウンター席は埋まっていること多いので、早めの予約は必須。5~6名で利用できる個室もあるので、グループでの利用や小宴会にもどうぞ。
お料理 うち山
福岡市中央区赤坂1-1-17ライフ赤坂1F
080-1540-0118
料理屋 よしかわ
福岡市中央区六本松1-3-15
092-732-6609
おのころ五合(はんじょう)
福岡市中央区港1-4-24 グレイスT&T1F
092-713-6050
新日本料理 Assiette de MAKO (アシェット・ド・マコ)
福岡市中央区大宮1-7-8 NEOビル 2F
092–522-3687(完全予約制)
馳走や 直
福岡市中央区大名2丁目10-2
092-741-8883
ジャンル:日本料理
住所:福岡市中央区赤坂1-1-17ライフ赤坂1F
電話番号:080-1540-0118
営業時間:18:30~(18:30、19:30の一斉スタートで完全予約制)
定休日:日曜、他に不定休あり
席数:カウンター11席
個室:なし
メニュー:おまかせ料理8,580円、土鍋ごはん(1合)1,700円~、日本酒760円~、グラスワイン900円~
URL:https://www.instagram.com/uchiyama0831/
ジャンル:日本料理
住所:福岡市中央区六本松1-3-15
電話番号:092-732-6609
定休日:月曜
席数:カウンター4席、掘りごたつ10席
個室:2~12名名
メニュー:おまかせコース5,500円、7,700円、11,000円
URL:http://ryoriya-yoshikawa.area9.jp
ジャンル:日本料理、寿司、海鮮料理
住所:福岡市中央区港1-4-24 グレイスT&T1F
電話番号:092-713-6050
営業時間:17:00~OS22:00
定休日:火曜
席数:カウンター8席、掘りごたつ18席
個室:5~6名
メニュー:おまかせコース5,500円~、おまかせ刺し盛り(2人前)3,300円~、おまかせにぎり(1人前)2,750円、魚のしゃぶしゃぶ(2人前)4,400円
URL:http://www.onocoro.jp
ジャンル:日本料理
住所:福岡市中央区大宮1-7-8 NEOビル 2F
電話番号:092–522-3687 (完全予約制)
営業時間:12:00~入店13:00/18:00~入店19:00
定休日:日曜
席数:カウンター6席、テーブル22席、テラス6席
個室:2~8名
メニュー:ランチ/3,500・4,500円、ディナー/6,500・8,500円
URL:https://www.instagram.com/assiettedemako/
ジャンル:日本料理、寿司
住所:福岡市中央区大名2-10-2 シャンボール大名B棟 1F
電話番号:092-741-8883
営業時間:17:30~23:00
定休日:水曜
席数:カウンター7席、テーブル6席
個室:5~6名
メニュー:刺身盛り合わせ(1人前)1,900円、酒肴の6種盛り1,200円、にぎり寿司(1貫)400円~、穴子の箱寿司1,650円、甘鯛の西京味噌焼き1,650円、宮崎和牛ステーキ2,900円~、おまかせコース6,600円・8,250円・11,000円
URL:https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40031943/
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