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日本でエボラ出血熱の疑いがある患者が確認されたら・・・【訓練実施】自宅から医療施設に移送するまで

エボラ出血熱の疑いがある患者への対応を想定した訓練が、福岡市で実施されました。

【想定】西アフリカから帰国した男性が発熱

防護服の女性
「エボラ出血熱の疑似症患者と診断させていただきます」

訓練は、西アフリカの医療機関で働き、エボラ出血熱の疑いがある患者の体液に触れた男性が、帰国後に福岡市東区の自宅で発熱したという想定で行われました。
 

訓練には約50人が参加

訓練には、福岡県と福岡市の保健所の職員ら約50人が参加し、男性を自宅から福岡県古賀市にある福岡市東医療センターまで移送する手順を確認しました。
 

致死率が高く患者の体液に触れることで感染

エボラ出血熱はアフリカで発生している感染症で、発熱や嘔吐、下痢などの症状が見られる致死率が高い疾病で、主に患者の体液に触れることで感染します。

福岡市東区保健福祉センター 田中雅人保健所長
「非常に致命率が高い30%~90%ぐらいのかなり病原性が強いウイルスでありますので、その対応にあたっては慎重に対応しないといけない感染症」

「万が一に備えた訓練が大事」

日本ではこれまで感染を確認した例はありませんが、福岡市の担当者は「万が一に備え関係機関が連携して訓練することは重要」と話しています。

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