福岡市早良区の交差点で11日午後、軽乗用車2台が衝突し、その弾みで1台が近くの弁当店に突っ込んだ事故で、意識不明の重体だった男性客の死亡が確認された。出血性ショックだった。男性は弁当を受け取るために、歩道で待っていたところ事故に巻き込まれた。
弁当を待っていたら車が…
事故は11日午後2時半ごろ、早良区次郎丸4丁目の交差点で起きた。警察によると、軽乗用車2台が出会い頭に衝突。このうち1台が、弁当店に突っ込み、90代の男性がはさまれた。男性は、弁当を受け取るために歩道で待っていた客。意識不明の状態で病院に運ばれ、約2時間後に死亡が確認された。警察によると、出血性ショックだった。弁当店に突っ込んだ車を運転していた60代の女性も胸の痛みを訴えて病院に運ばれた。女性の詳しい容態はわかっていないものの、警察によると意識はあるという。
弁当店の店主が振り返る“恐怖”の一瞬
車が突っ込んだ弁当店の店主は、取材に対して事故の状況を次のように語った。
・2回大きな衝突音がして、見たら車が店舗に突っ込んでいて、けがをしている人がいた
・男性は腰から足にかけて挟まれた状態で意識を失っていた
・店主が外に出ると、運転手は車に乗っていた。パニックになっていた
・周りにいた人たちで通報した
・当時、店には従業員もいた
出会い頭の事故で対向車線にはみ出し…
交差点は、南北方向に走る片側1車線の道路と東西方向の脇道が交わる場所。南に向かって走っていた女性の車が、脇道から出てきた80代の男性が運転する車と衝突。女性の車はその後、対向車線側の弁当店に突っ込んだとされている。警察が事故のさらに詳しい経緯と原因を捜査している。
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