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パワハラ市長に議会が辞職勧告決議 「未来を人権意識のない市長に託すことはできない」賛成多数で可決

職員にパワハラ発言を繰り返したとされる福岡県宮若市の塩川市長について、市議会は15日、辞職勧告決議案を賛成多数で可決しました。

議員提出された問責決議案


宮若市議会に15日提出された、塩川秀敏市長に対する辞職勧告決議案。
「すでに多くのハラスメント行為が明らかになっており、これに関する電話や取材の対応等に職員が負われ、本来の業務に支障をきたしているともきいている。リーダーとしての資質が欠けておりこれからの市政運営を円滑に進めることはできないと考える。これ以上宮若市の未来を人権意識のない塩川市長に託すことはできないと判断する」などとして、市議5人が賛同し提出されました。

辞職勧告決議に強制力なし


15日採決が行われ、賛成多数で可決されました。辞職勧告決議に強制力はなく、塩川市長は辞職しない意向を示しています。百条委員会の結果などを受けて進退を考えるとしています。

 

塩川市長
「今回の辞職勧告を受けて、今の時点ではどうかと、今の時点では辞職をすることは考えておりません」

複数の職員が市長からのパワハラを訴えている

関係者提供


福岡県宮若市の塩川秀敏市長をめぐっては、複数の職員が市長からのパワハラを訴え市の公平委員会に職場環境の改善を申したてています。市長は自身の言動を「ハラスメント行為」にあたるとの認識を示し、会見や議会で謝罪していました。また議会には、百条委員会が設置され現在調査が行われていますが、決議案は「百条委員会でこれ以上のハラスメントが明らかになれば職員の職務遂行の妨げになる」などとしています。

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