政令市で唯一7区全てに保健所があった福岡市 1か所に統合へ 1週間あまりの議論で条例案可決
福岡市の7つの区にある保健所を一元化する条例案が19日、福岡市議会で可決されました。市議や市民団体から「議論が拙速」「説明が不十分」などの声も上がっています。
目次
保健所を一元化するための条例案
福岡市は保健所の機能を強化するため、7つの区にそれぞれある保健所を中央区の「あいれふ」に集約する条例案を12月議会に提出しました。
1990年代後半から全国で保健所の統廃合が進んだ
1990年代後半から全国で保健所の統廃合が進むなか、福岡市は他都市と一線を画し各区に保健所を残しました。現在、政令市の中で各区に医師が常駐する保健所が残っているのは福岡市だけです。
福岡市「機能強化のため」
福岡市は保健所を一元化することで「指揮命令系統が明確化され、広域的な機能が強化される」と説明しています。また、乳幼児検診や障がい者支援などの窓口業務はこれまで通り各区で行うため、市民への影響は少ないとしています。
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