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「おかわりしたくなるパン」がコンセプトの”裏六本松”にあるパン屋

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九大六本松キャンパス跡地の再開発に伴って移転した福岡地方裁判所の裏手側は、近年個性的な飲食店が集まる"裏六本松"エリアとして注目されています。その火付け役の一軒であり、平日の午前中から行列ができるほどの人気パン屋が「マツパン」です。

マツパン_店主

店がオープンしたのは2016年。店主の松岡裕嗣さんによると「昼間に開いているのは『うどん日和』さんくらいしか目立った店がなく、六本松421も裁判所もまだ建っていませんでした」といいます。松岡さんは18歳の時からパン屋で働きはじめ、「パン・ナガタ」時代の先輩だった平山哲生さんとともに「パンストック」の立ち上げに参加。独立開業を目指して店舗を探していた時に不動産屋から紹介されたのが六本松の物件でした。「住宅街なのに町のパン屋がなかったので、ここに決めました」と、元は電気屋の倉庫だったという古い2階建ての建物を改装して店を構えました。

マツパン_店内

店内の棚にズラリと並ぶパンは、およそ100種類ものバリエーション! 「いつも食卓にあって、おかわりしたくなるパン」という開店当初からのコンセプトに基づく食パンやメロンパン、塩パンといった定番をはじめ、惣菜パンや菓子パン、ハード系のパンなど、松岡さんも「気がついたら、いつの間にか100種類ほどになっていました」と苦笑します。毎日朝から行列ができるのも、「ここに来れば、自分が食べたいパンが揃っている」と思われている証拠でしょう。行列にはその日の食事用のパンを買いに来るご近所の常連さんをはじめ、県外からの観光客やアジア系インバウンド客の姿も見受けられました。

マツパン_パン1 マツパン_パン3

今回購入したのは、惣菜パンの定番である「ソーセージパン」(340円)や、甘い菓子パンから「シュガードーナツ」(220円」など。季節の食材を使ったピザパン、バレンタイン向けのスイーツとして「生チョコのブリオッシュ」(290円)といった季節限定商品も並んでいました。

マツパン_パン5 マツパン_パン6

外はパリッと、中はしっとり焼き上げたハード系のパンにも定評があります。写真左は全粒粉を使った「フルーツブレッド」(600円)で、ワインのおともにもよく合いそうです。また、昨年末に登場した新作の「ノルディックナッツブレード」(1本2,200円・1/2本1,100円・1/4本550円)は、くるみ、レーズン、アーモンド、パンプキンシードなどがたっぷり入った北欧の家庭で焼かれているパンでグルテンフリー。開店8年目を迎えて、さらなる進化を感じさせる一品です。

マツパン_外観

今や"裏六本松"の顔ともいえるパン屋ですが、しばしば訪問するのが難しい人のためにネットでの通信販売も行っています。販売商品はその都度違うので、ぜひチェックしてみてください。

店舗名:マツパン
ジャンル:パン
住所:福岡市中央区六本松4-5-23
電話番号:092-406-8800
営業時間:8:00~18:00
定休日:月曜、第2・4火曜
メニュー:リッチ食パン(1本640円・ハーフ320円)、塩パン160円、シュガードーナツ220円、生チョコブリオッシュ290円、ソーセージパン340円、フルーツブレッド600円、ノルディックナッツブレード1本2,200円・1/2本1,100円・1/4本550円
URL:http://matsu-pan.com

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