「試合前は緊張したっていい」元日本代表選手が息子に語った言葉 小学生ラグビー名門チームが挑む全国大会
小学生ラグビーの日本一を決める全国大会に九州代表として出場する名門チームがあります。福岡の「かしいヤングラガーズ」 選手だけでなくコーチや親も熱くなる、創部39年目の名門チームがめざす小学生ラグビーとは。
目次
キャプテンの父は元日本代表選手
かしいヤングラガーズの選手たちをまとめるキャプテンの淵上輝己さん(12)。自宅を訪れると、玄関にラグビー日本代表のユニホームが飾られていました。実は、淵上さんの父親は、元ラグビー日本代表でスタンドオフを務めた淵上宗志さん(46)です。
自宅では、息子の試合映像をみながら分析し、アドバイスしています。
輝己さんの父 淵上宗志さん
「これをやっちゃうと外が余ってしまう、相手が数的優位になる。・・・・・・」
父が先輩として、息子に語った言葉
輝己さん(12)は3歳でラグビーを始ました。父・宗志さんの指導も受けながら、親子二人三脚で全国大会に挑みます。指導時に宗志さんが語りかけるのは、父親としてではなくラグビー選手の先輩としての言葉です。
淵上宗志さん(46)
「緊張する時っていうのは、戦う準備やけんな。心が『戦うよ』という気持ちになって緊張する。緊張しないと戦えない。普通のこと。『緊張してきた』って口に出していい。お前がそうやって言う方が周りも安心するよ」
父の言葉にうなずく息子の輝己さん。一流選手としての経験が裏打ちするアドバイスを受け、必勝への思いを強くしています。
キャプテン 淵上輝己さん(12)
「九州代表として優勝してきます。優勝の確率は100%です」
「日本一になれると思う」コーチの自信
ヘッドコーチの林恵造さんも全国制覇に向けて、自信をのぞかせました。
かしいヤングラガーズ ヘッドコーチ 林恵造さん(45)
「おそらく。日本一になれると思います」
子供たちの努力はもちろん、コーチ陣の熱心な指導に、保護者の手厚いサポートの結果獲得した全国大会への切符。九州代表としての誇りとサポートしてくれる人たちへの感謝を胸に、子供たちはどんなプレーをみせてくれるでしょうか。選手たちの力強い声がグラウンドに響きました。
「ヒーローズカップ、優勝するぞー!おー!」
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