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西日本シティ銀行が大卒総合職の初任給を26万円に引き上げ、地銀の“賃上げ”競争が熱を帯びる…2025年度入行

西日本シティ銀行(福岡市)は29日、10年ぶりに初任給を引き上げると発表しました。引き上げ幅は最大で2万5000円。大卒総合職は2024年度入行の場合は24万円、25年度入行の場合は26万円にそれぞれ上がります。採用をめぐる競争力を強化するのが狙いです。競合の福岡銀行もすでに初任給の引き上げを表明しており、賃上げ競争が熱を帯びています。


◆大卒総合職は初任給が26万円にアップ
対象は2024年度と2025年度に入る社員で、2024年度の場合、総合職と地域総合職は2万5000円、窓口対応を担う地域特定職は1万円をそれぞれ引き上げます。これにより、大卒総合職の初任給は24万円になります。一方、25年度に入る社員の初任給は、もともと24年度より高い水準が設定されていたものの、さらに最大で2万円引き上げられます。25年度の大卒総合職は26万円に上がります。同行が初任給を引き上げるのは10年ぶりで「ビジネスの競争力の源泉である『人』への投資の強化につとめてまいります」とコメントしています。


◆若手行員の年収もアップ予定
また、入行3年までの若手行員の年収を約2割引き上げることも検討しているということです。地方銀行の初任給をめぐっては、福岡銀行(福岡市)も来年4月に入行する行員について、初任給を最大で4万5000円引き上げることを表明しており、賃上げ競争が熱を帯びています。

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