「雪女」小泉八雲
寒い北国に、茂作、巳之吉という二人の木こりがいた。
ある日の帰り道、ふたりは大吹雪に遇い、近くの小屋で一晩やすむことに。
眠りについてしばらくすると、巳之吉は顔に雪がかかるので目が覚めた。
よく見ると、小屋の戸は無理やり押し開けられ、
白装束を着た女が、寝ている茂作の顔に自分の息を吹きかけている。
その女の肌は雪のように真っ白で、吹く息は吹雪のようであった。
茂作は、動かなくなっていた。
2月17日放送 担当:橋本由紀
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