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7時の開店と同時にフルラインアップが揃う“朝パン“の店

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住居表示でいうと、中央区平尾と南区高宮に隣接する「市崎」。目立った飲食店もなく、まさに閑静な住宅街というにふさわしい場所に立つ古いマンションの1階で、朝7時からオープンするパン屋が「モロパン」です。
以前はすぐ近くの古民家を借りて営業していましたが、建物の老朽化のため2021年に移転。店舗のスペースの大半を厨房にあてて、多種多彩な焼きたてパンを提供しています。

モロパン_店内

多くのパン屋はパンの焼き上がり時間に合わせて開店から1~2時間ほどかけて徐々に棚が埋まっていきますが、「モロパン」は朝7時の開店と同時に100種類近くのパンがフルラインアップ! 開店直後から近隣に住む住民や通勤途中の客が訪れ、昼前には人気のパンが売り切れることも珍しくありません。週末の土曜日には遠方からわざわざ訪れる客も多く、早い時間から行列ができるほどの人気ぶりです。

モロパン_店主

店主の諸永裕士さんは、全国に店舗を構える大手ベーカリー「DONQ」で10年以上修業した生粋のパン職人。そこで身につけた技術をベースに、気どりのない菓子パンや惣菜パンから本格的なハード系パンまで、ありとあらゆる種類のパンを焼いています。
毎朝7時の開店に合わせて深夜1時頃から出勤し、週3日の店休日も実質2日間は仕込みにあてているそうで、「毎日美味しいパンを食べてもらいたい」という熱意には頭が下がる思いです。それほどまでして仕事に打ち込めるパン職人というのは、幸せな職業なのだと思います。

モロパン_メロンパン モロパン_クリーミーハムポテト

そんな「モロパン」で一番人気のパンが、外はカリッと中はふんわりとした「メロンパン」(240円)。菓子パンの中でも定番中の定番だけに、あえて奇を衒わずにオーソドックスに焼き上げているのが人気の秘訣でしょうか。
数ある惣菜パンの中から、今回はクロワッサンにホワイトソース仕立てでロースハム、ポテトサラダ、チーズを挟んだ「クリーミーハムポテト」(380円)をチョイスしました。食事としてはもちろんですが、持ち帰ってオーブンで温め直せば、ワインのおともにも最高です!

モロパン_めんたいフランス モロパン_パン・オ・フリュイ

同じ市崎のすぐ近くにある木藤商店の明太子を使った「木藤めんたいフランス」(380円)も名物の1つ。昆布入りの手作り辛子明太子とバゲットの組み合わせが、絶妙のコンビネーションです。
本場フランスやドイツの本格的なハード系パンも充実しています。写真は「パン・オ・フリュイ」(520円)で、自然酵母を使ったカンパーニュにイチジクやレーズン、クルミなどを入れて焼いた素朴な味わい。とにかく、ありとあらゆる種類のパンが楽しめる、さながらミュージアムのようなパン屋さんです。

モロパン_外観

「モロパン」としての営業は水曜日から土曜日までの週4日間ですが、月・火曜日は焼き菓子をメインとした「モロのおやつ」として営業しています。こちらの情報は、また改めてご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに!

店舗名:MOROPAIN(モロパン)
ジャンル:パン
住所:〒815-0084 福岡県福岡市南区市崎1丁目2-8 高宮マンション 1F
電話番号:092-791-5676
営業時間:7:00~15:00
定休日:日・月・火曜
メニュー:塩パン240円、メロンパン240円、ウインナーロール240円、クリーミーハムポテト380円、ハニーフランス380円、木藤めんたいフランス380円、パン・オ・フリュイ520円、カントリーブレッド680円
URL:https://www.instagram.com/moropain/

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この記事を書いたひと

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