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“食は生命”というイタリアの生活スタイルに学んだ身体思いのパン

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福岡市民のオアシス大濠公園から花見の名所として知られる西公園を結ぶ道は、通称「西公園さくら参道」とも呼ばれています。その入口すぐ近くにある"パネッテリア"(イタリア語でパン屋)が「ラ・ブリオッシュ」です。店先に季節の花が飾られた店舗は、まさにイタリアの町角にあるカフェや食料品店のような趣き。近所に住む人や散歩やランニングで大濠公園を訪れた人たちが、次々とパンを買いに訪れます。

ブリオッシュ_店内

店主の沖敏文さんは当初料理を勉強するためにイタリアに渡り、トスカーナの州都フィレンツェで修業。そこで知り合ったフランチェスカさんというパン職人から技術を学び、帰国後の2004年に店を開きました。正式な店名は「La Brioche della Francesca」といい、イタリアの師匠に敬意を表しています。店内の内装も天井の梁から陳列棚、家具に至るまで、すべてフィレンチェの職人の手によるもの。20年前の開店当時から、本格的なトスカーナスタイルの店としてオープンしました。

ブリオッシュ_店主

沖さんがイタリアで学んだのは、パンの製法だけではありません。「トスカーナでは自然と共生する暮らしが根づいており、"食は生命(いのち)なり"という哲学があります」。そんな沖さんが作るパンには、国産地鶏の卵、有機肥料の牧草で育てられた乳牛による北海道産の牛乳、奄美大島産の砂糖、さらにシチリア島トラバニの天然海塩など、身体のためを思った食材を厳選。さらにサンドイッチなどの具材も近郊農家で採れた有機農法野菜を使い、新鮮な野菜や果実を店頭でも販売しています。

ブリオッシュ_パン1 ブリオッシュ_パン2

インスタなどのSNSで評判になったパンがもてはやされる昨今ですが、「私はスマホも使えないので、昔ながらのやり方でやっています」と笑う沖さん。看板メニューのパンも"三種の神器"と呼ぶ食パン、バゲット、クロワッサンをはじめとする定番が主力です。
大ぶりな「クロワッサン」(260円)は近年品薄状態にあるという発酵バターをたっぷり使用したリッチな味わい。「玄米食パン」(1斤800円)は玄米と小麦粉を6:4の割合でブレンドした、身体思いのパンです。また、「バゲット」(350円)にはうきは市にある鳥越製粉の専用粉を使うなど、パンの種類によって厳選した原料を使い分けています。

ブリオッシュ_パン3 ブリオッシュ_パン4

沖さんがイタリアで学んだパンの1つが「チャバッタ」(小210円・大620円)と呼ばれる白パン。そのまま焼いて食べても美味しいですが、イタリアではパニーノ(サンドイッチ)用のパンとして、重宝されています。
サンドイッチの種類も充実しており、写真は旬の果実を使った「あまおうイチゴのクロワッサンサンド」(540円)。野菜や果物は沖さん自ら郊外の市場まで足を運び、その都度新鮮なものを買い付けて限定メニューとして販売しています。

ブリオッシュ外観

店内と店頭に計6席のイートインスペースがあり、サンドイッチとドリンクがセットになったランチメニュー(780円~)も食べられるので、大濠公園を散歩した後に立ち寄るのもいいですね。

店舗名:La Brioche 大濠本店(ラ・ブリオッシュ)
ジャンル:パン
住所:福岡市中央区荒戸2-1-19
電話番号:092-751-4628
定休日:なし
席数:テーブル6席
メニュー:食パン(1斤)430円・(1/2)250円、玄米食パン(1斤)800円・(1/2)400円、クロワッサン260円、バゲット350円、チャバッタ(小9210円・(大)620円、特製メロンパン210円、特製カレーパン300円、ソフトフランスのサバサンド480円
URL:http://www.la-brioche.jp

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