旅情をそそるフレンチを大牟田で味わう

Audiで行く週末グルメドライブシリーズ。今回は動物園や体育館のある大牟田市のランドマーク「延命公園」隣に位置する「サヴール アマンド」にお邪魔しました。
こちらはフランス・ブルゴーニュの三ツ星レストラン「ラムロワーズ」や“秘境の三ツ星”として知られる「レジス・エ・ジャック・マルコン」などで経験を積んだ、オーナーシェフでありソムリエでもある枝廣健太さんが、帰国後の2014年にご実家である洋食レストラン「アマンド」の2階にオープンしたフレンチレストラン。フランスを訪れたことのあるゲストからは、“本場っぽい味”が評判です。

ランチは3,300円からと手頃なものからあり、今回いただいたのはアミューズ、オードヴル2皿、魚料理、肉料理、デザートが付いた5,500円のランチコース。
最初に運ばれてきたのがアミューズの「北海道産放牧豚のチョリソー」。スタートからワインが飲みたくなる一皿です。訪れた日は運転があるので諦めましたが、フランスをはじめ各国のワインにナチュラルワインと、ソムリエでもある枝廣シェフならではの幅広いワインが揃っているので、ぜひおすすめをセレクトしてもらいましょう。

前菜の1皿目は今が旬の「カブとブリ」。ソテーして甘みを増したカブと脂の乗ったブリのお刺身がミルフィーユのように重ねてあり、周りに散りばめられた香ばしいゴマと爽やかな橙の皮が一体となって、口の中で様々な香りが広がります。
2皿目の「アスパラガスとパンチェッタ」は、見た目にも春を感じさせる一皿。素材そのもの味がストレートに伝わるシンプルな味付けと調理法です。

メインの魚料理は「北海道産ワカサギのフリット」で、ワカサギの下にはカリフラワーのピューレが敷いてあります。「福岡、佐賀、熊本の中心で、いろいろな食材が手に入る立地なので、あえて地元産にこだわらずに、各地から美味しいと思うものを取り寄せています」と枝廣シェフ。これまで知らなかった美味しさに出会わせてくれるのもレストランの魅力のひとつですね。
もう一皿のメインは、肉料理の「ラム肩肉の煮込み」。ナイフを入れて口元に運んだ瞬間にスパイスやハーブの複雑な香りが漂い、さらに口に入れると独特なラムの香りと相まって複雑な味が広がります。フランスで食べたような……、どことなく旅の記憶を呼び起こさせるエキゾチックな味です。「フランスっぽいですね」とシェフに伝えると、「よくそう言われます。スパイスの使い方や香りの付け方がそう感じさせるのでしょうか。フランスのレストランでしか修業したことがないことも、その要因かもしれません。現地で食べた料理が味の基準になっているからかな……」と枝廣シェフ。

シェフのお話を聞いているとあっという間にデザートになりました。デザートは「ゴルゴンゾーラのムース」で、ブルーチーズとゴマ、ハチミツが合わさり、こちらも香りが楽しい一品。
アミューズからデザートまで、決して見た目の派手さはないのですが、フランスらしさを感じさせる料理の数々でした。

店内は個室とカウンター席があり、ゆっくりと友人や家族と食事を楽しむなら個室、シェフのお話を聞くならカウンター席がおすすめ。次回は電車で訪れてワインとのマリアージュを楽しみたいものです。

この記事はAudi正規ディーラーAudi久留米の提供でお届けしました。

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