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行政の施設をベンチャー企業に10年間「一棟貸し」→悪天候や夜間も撮影できる小型衛星の研究拠点へ

福岡市は7日、早良区にある市の施設を小型衛星の開発などを行う市内のベンチャー企業に貸し出すと発表しました。

電波を使って夜間も地表を撮影


福岡市が施設を貸し出すのは、小型SAR衛星の開発・運用を行うQPS研究所です。小型SAR衛星は、電波を使って地表を撮影する衛星で悪天候や夜間でも撮影でき災害時の被害状況の把握にも活用されています。

一棟まるごと10年間貸し出し


福岡市が貸し出すのは、早良区百道浜にある産学官連携施設だった4階建ての建物で、貸出期間は10年です。QPS研究所はここに研究開発拠点を新設し、衛星の打ち上げ数を増やすため生産能力の向上を目指します。高島市長は、「ここで事業を拡大して世界に羽ばたく企業になってほしい」と期待を示しました。

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