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部活動で上級生からいじめ 「侑大が亡くなったあとひどい性被害を受けていたことを知り愕然としました」自殺した高校生の母親が再調査求め会見

3年前、福岡県宗像市の東海大福岡高校で2年生の男子生徒がいじめ被害を訴える遺書を残して自殺した問題です。亡くなった生徒の母親が21日会見を開き、自殺の原因を明らかにしてほしいと訴えました。

第三者委 わいせつ行為を含むいじめ10件認定


学校などによりますと2021年3月、東海大福岡高校の当時2年生だった侑大さんは、剣道部内でのいじめや、男性顧問への不満などを記した遺書を残して自殺しました。20日学校側は会見を開き、第三者委員会による調査の結果、上級生から粘着テープで体を畳に固定され、強制的にわいせつな行為をされたうえ、その様子を撮影した動画をSNSで拡散されるなど、10件のいじめが確認されたと明らかにしました。

加害者の上級生は家裁送致に

加害者側の上級生1人は、強制わいせつの非行内容で家裁送致され、2年間の保護観察処分となっています。

第三者委「直接的原因は特定できず」


ただ、第三者委員会は、「いじめが自殺の一因になった」とした一方、「自殺の直接的な原因については特定できなかった」としています。

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