春から一人暮らしを始めた、という人も多いでしょう。一人暮らしには、毎月いくらかかるのかご存じですか?この記事では食費や光熱費など1カ月にかかる支出の目安と、一人暮らしの生活費を抑える節約方法についてご紹介します。
一人暮らしの生活費、1カ月の支出はどれくらい?
それではさっそく、アパートやマンションなど民間の借家に住む単身世帯(一人暮らし)の1カ月あたりの平均の生活費について見ていきましょう。
総務省の「総務省統計局2023年家計調査結果」によると、2023年の単身世帯・民営借家の1カ月の平均生活費は、約18万9250円でした。
住居費:5万3690円
食費:3万9202円
光熱費:1万1814円
家具・家具用品:5236円
被服費・履き物:4675円
保険医療費:6209円
交通・通信費:2万4618円
教養娯楽費:1万8943円
その他:2万4863円
支出の中では住居費が最も多く、食費、交通・通信費、教養娯楽費、光熱費と続きました。
支出を抑えるコツは?おすすめの節約法
支出の中でも多い、住居費、食費、交通・通信費、教養娯楽費、光熱費を抑えるコツ、節約法を解説します。また、これらを家計簿アプリなどで可視化することで、より支出を抑えやすくなります。
住居費の節約法
家賃は、収入に対して25%程度が理想的。もし、住居費を減らしたいなら、駅からの距離、築年数など物件の条件をこまかく見直してみましょう。条件を緩めることで、より安い物件が見つかることもあります。
食費の節約法
食費は収入に対して10~15%程度が理想的。そのためには外食を減らし、自炊することが大切です。毎月2万~3万円などと決めておき、計画的に買い物する、冷凍庫を活用する、安くて栄養価の高い食材を選ぶといったことで節約が可能です。
交通・通信費の節約法
通信費の多くは、携帯電話やネット回線代など。携帯電話代を安くしたいなら、格安SIMやより安いプランに切り替えるという方法があります。また、ネット回線は、携帯電話と同じ会社のものを利用することで、割引制度もあります。
教養娯楽費の節約法
娯楽費も事前に毎月使える金額を決めておきます。キャッシュレスで支払う機会が多いなら、交際費・娯楽費用の銀行口座を作っておき、デビットカードで支払うようにするのもおすすめです。
光熱費の節約法
昨今、高くなりがちな光熱費。契約アンペア数を20もしくは30アンペアにすると安くなります。電気料金プランの変更、省エネの電化製品を選ぶ、こまめなスイッチのOFFなどで節約可能です。
1カ月10万円で生活することは可能?
ここでは、1カ月10万円で生活できる支出の内訳をシミュレーションしてみます。
住居費:4万円
食費:2万5000円
光熱費:7000円
家具・家具用品:3000円
被服費・履き物:4000円
保険医療費:4000円
交通・通信費:7000円
教養娯楽費:5000円
その他:5000円
合計:10万円
この金額なら、実現できる金額といえるでしょう。しかし無理に安く済ませようとすると、ゆとりがなくなってしまうこともあります。何を節約して、何を節約しないのか、自分が大切だと思うものの中から選んでいきましょう。
一人暮らしの1カ月の生活費、節約方法などについて解説しました。物価高が続き、支出も増えてしまいがちですが、ちょっとした工夫で節約も可能です。ぜひ今回ご紹介した節約方法を取り入れて、スマートな一人暮らし生活を送ってください。
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