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「迷えば不安、決めれば自信」巣立ちの春、卒業生に校長が贈った「不確かな時代を生き抜く方法」

福岡県や佐賀県の多くの高校で卒業式が開かれました。不確かな時代に船出する卒業生たち。校長からはなむけの言葉を贈られ、巣立ちの日をむかえています。

福岡県の小倉高校で卒業式


北九州市小倉北区の小倉高校では3年生267人が卒業式に臨みました。

「不確かな時代を生き抜くために」


小倉高校の石川一仁校長は、代表の生徒に卒業証書を手渡した後、はなむけの言葉を送りました。

小倉高校の石川一仁校長
「ITや人工知能など、情報化社会の急速な進展や、多発する地震、台風による自然災害、未知のウイルスによる感染症の広がりなど、予見の困難な時代になっています。

このような中、卒業を迎える皆さんの胸中には、期待だけでなく、複雑な思いもいりまじっているのではないでしょうか?そんな皆さん、伝えたいことがあります。これから先の時代において、物事を成し遂げるために必要な力、それは緻密に計画し、柔軟に実行する力です。

目標達成には様々な事態を想定して緻密に計画を立てることが重要になります。しかし、それにもかかわらず、現実には想定外の事態を生じることが多いものです。そのときに迷うのではなく慌てずに行動できるのか、柔軟性を持って事に当たることができるのか、これが合わせて大切だと考えています。

緻密な計画と柔軟な実行、この二つが揃ってこそ、不確かな時代を生き抜くことができるのです。そして実際に行動に移すときが来た場合は覚悟を持って突き進む、不退転の決意で臨んで欲しいと思います。迷えば不安、決めれば自信、その勇気と決断がこれからの人生を切り拓いていくものと確信しています」

多くの高校で卒業式

3月のスタートを迎えた1日、福岡県と佐賀県では公立や私立の多くの高校が卒業式を開き卒業生の門出を祝いました。

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