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公園や河川の除草費は前年度並に 市議会が動議可決し「コンクリートで固めて草刈の面積と費用減らす」市長の提案どうなる?

福岡県北九州市が新年度予算案で削減していた除草費用について、市議会の委員会は22日、予算案の組み替えを求める動議を賛成多数で可決しました。これを受け市は前年度と同水準の除草費用を補正予算で確保する方針です。

議会が減らした予算の増額を求める動議


北九州市議会の予算特別委員会で22日、「自民党・無所属の会」が提出したのは予算案の組み替え動議です。新年度予算案で北九州市は、行財政改革の一環として、草が生える場所をコンクリートで舗装するなどの防草対策を取り、道路や公園での除草の事業費を減らしています。
 


これに対し市議会の自民党系の会派は、市民の安全や景観を守るためとして前年並みの金額となるよう約1億7400万円の増額を求めていて、賛成多数で可決されました。

議会後、武内市長は


北九州市 武内和久市長
「除草の管理水準を下げない、それから地域に負担を転嫁しないということをより担保するために補正予算で対応します」

北九州市は、今年6月の補正予算の中で前年並みの予算を確保するとしています。

議会と市長の対立 背景には

北九州市議会は旧門司駅の遺構を移築する予算案も削除していて、一連の動きは武内市長への反発と来年の市議選に向けてアピールする狙いがあるものとみられます。

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