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「Bar Vespa(バー ベスパ)」の「キウイのフローズンダイキリ」

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神社の境内に佇む、ハイセンス&ハイクオリティのオーセンティックバー

「Bar Vespa(バー ベスパ)」のカウンター席

今回は、天神の「Bar Vespa(バー ベスパ)」を訪問。
「Bar Vespa」創業の地は熊本で、オーナーの媚山達己(こびやま たつき)さんが中洲に「福岡店」をオープンしたのは、1995年11月のことだった。その後、オープニングスタッフだった神吉英典(かんき えいすけ)さんが店を引き継ぎ、オーナーバーテンダーとして「Bar Vespa」の看板を守ってきた。
開店から四半世紀を経て、「昼間からカクテルや洋酒のグラスを傾ける楽しみ」といった、欧米では一般的なライフスタイルを地元・福岡の人たちにも提案したいという思いから、2023年2月、中洲から天神に移転。開店時間を17時から11時に繰り上げて営業を行っている。

「Bar Vespa(バー ベスパ)」の「キウイのフローズンダイキリ」

今回は、同店では季節を問わず提供されているという「キウイのフローズンダイキリ」をオーダー。
ラムをベースに、キウイの果肉とシロップを合わせ、氷を加えてブレンダー(ミキサー)にかけて完成となる一杯だ。
ストローに口をつけると、まずキウイの爽やかな風味と心地良い酸味が広がり、続いて撹拌で生まれたクリーミーな泡が全体を包み込む。「Bar Vespaの神髄は、カクテルへのこだわり、技術の高さにあります」という神吉マスターの言葉どおり、アルコール度数を全く感じさせない柔らかな口当たりと綺麗な余韻は、スタンダードカクテルにも共通する、この店の特徴の一つだ。

「Bar Vespa(バー ベスパ)」のテーブル席

このバーは警固神社の境内に建てられたビルの2階にあり、テーブル席の窓いっぱいに御神木のクスノキの緑が広がる。いわば「都会の森林浴」を楽しみながら、ランチメニューやカフェメニューを味わうことができ、もちろん終日、バーメニューのオーダーも可能だ。

「Bar Vespa(バー ベスパ)」の個室

カウンター席からテーブル席へと向かう通路で神吉マスターが立ち止まり、壁を軽く押すと、その壁が自動的にスライドして「第2のバーカウンター」が出現した。
個室空間に居ながらにして、バーテンダが目の前でメイキングしたカクテルを味わえるひとときは、何物にも代えがたい贅沢な時間に違いない。
「Bar Vespa」は熊本、福岡のほか、東京(銀座)、京都(祇園)、札幌(すすきの)にも店舗展開している。旅行の折にはぜひ足を運んで、各店の雰囲気とサービス、こだわりのカクテルを味わってみたいものだ。

Bar Vespa(バー ベスパ)
福岡市中央区天神2-2-20 警固神社社務所ビル2F
092-753-8853

西山健太郎
福岡市役所に勤務するかたわら、2017年2月に樋口一幸氏(Bar Higuchi 代表)と非営利団体「福博ツナグ文藝社」を設立。福岡・博多の地域文化の魅力について独自の切り口で発信している。

店舗名:Bar Vespa(バー ベスパ)
ジャンル:バー
住所:福岡市中央区天神2-2-20 警固神社社務所ビル2F
電話番号:092-753-8853
営業時間:11:00~24:00
定休日:なし
席数:カウンター8席、テーブル10席
個室:5名
メニュー:チャージ1,000円(19時以降/11時~19時はノーチャージ)、キウイのフローズンダイキリ2,000円、フルーツカクテル2,000円~、カクテル1,300円~、ウイスキー1,000円~
URL:https://bar-vespa.com/

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この記事を書いたひと

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