カップル成立35.6%!6年間で190組が結婚した佐賀県武雄市「お結び課」
独身男女の縁結びを支援している佐賀県武雄市の婚活相談所が昨年度、カップル成立35.6%という成果を挙げている。相談所を運営しているのは武雄市役所内にある「お結び課」だ。RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーが4月18日放送の『Toi toi toi』で、ここ6年間で190組を結婚まで導いた“敏腕”課長・森一也さんにその秘訣を聞いた。(報告・スナッピー小島可奈子)
登録から10日以内に最初のお見合い
お結び課では、登録して10日以内に最初のお見合いをしてもらうことを目標にしています。2010年に結婚相談所を開設して14年、お結び課が昨年度、過去最高の実績を挙げるまでに至った秘訣は「とにかく数をこなすこと」ということでした。
お結び課のサービスは武雄市に住んでいない人でも無料で受けることができます。取材した4月18日現在、お結び課に登録しているのは男性211名、女性160名の合わせて371人。そのうち、男性143名、女性118名は武雄市以外に居住しています。
お結び課のカレンダーにはお見合いの予定がびっしり。年末年始を除き毎日、お見合いの席を案内しています。その数を聞いて驚きました。1日あたりの平均はなんと5件。スタッフの人数3人よりも多いのです。
お見合い時間はたったの15分!
登録情報をもとに個別面談、相手を探してマッチングすると、いよいよお見合いです。場所は主に武雄市内のレストランやカフェですが、誰にも見つからないところでお見合いをしたい方のために、武雄神社の一室が用意されます。
お見合いするのは、たったの15分。森さんたちお結び課の職員も立ち会い、全力で場を和ませます。森さんは経験を踏まえてこう断言します。
女性は第一印象で、相手のことを恋愛対象としてアリかナシか判断する。だから長く話したところで結果は変わらない
これからの恋愛について考えている方はぜひ参考に。
森さんにとって、この仕事のやりがいといえば、やっぱり「登録者が幸せいっぱいの顔をして寿退会をしていくこと」。登録して10年、という方がめでたく退会したときには、一緒に泣いて喜んだんだそうです。
お結び課を取材してみて感じたことは、婚活の場でありがちな“こうでなければならない”という固定観念に一切とらわれず、フラットな支援をしているということです。「来るもの拒まず、去るもの追わず」をモットーに、武雄市のお結び課は、一人でも多くの登録者を増やして、本人が望む幸せをつかむお手伝いをしています。
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小島 可奈子
スナッピー
出身地:佐賀県唐津市 誕生日:7月8日 趣味・特技 ホークス応援、海外のゴシップ集め、食パン作り、伝統工芸