住宅選びで迷っている方は、優良ハウスメーカーが集結している住宅展示場を見学するのがおすすめです。
しかし、これから初めて足を運ぶ方や、どんなところを確認していいか分からない方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、住宅選びのプロが厳選した「住宅展示場で確認すべきチェックポイント」を解説します。
これから注文住宅を検討している方は、住宅展示場で注意すべき行動も含めてぜひ参考にしてみてください。
後悔しない住宅選びは「住宅展示場の見方」で決まる!
注文住宅を選ぶ際には、生活スタイルに合う間取りや外観などを、ハウスメーカーと一緒に決めていくのが一般的です。しかし、完成する前の家を実際に見学できないため、生活のイメージや、適正な部屋の配置などを100%納得して決めるのは簡単ではありません。
例えば車を購入する際には、何台か試乗したうえで決めます。実際に運転することで、メリットやデメリット、感覚などを知ることが可能です。
家も同じで、実際のハウスメーカーが建てている住宅展示場で「確認(比較)するポイント」を比較できれば、希望のハウスメーカーで理想の家を建てられます。
住宅展示場で確認すべきチェックポイント3選
ここでは、住宅展示場でチェックしておくべき3つのポイントを解説します。今住んでいる家の不満点が解決できるように、実際の現場で細かく確認するようにしましょう。
家全体の雰囲気
ハウスメーカーごとに、住宅の雰囲気は異なります。とくに間取りや外観に特徴が出やすいため、全体を確認するのがおすすめです。例えば、以下のような特徴が見られます。
- 和をコンセプトにした日本風の家
- 洋館をイメージしたお洒落な雰囲気の家
- ガレージを設置しているアメリカンカジュアル風の家
注文住宅といえば、間取りを自由に組み替えたり、内装や外装を好みの色にしたり、ある程度自分の好みに合わせて作るイメージです。しかし設備のメーカーや建具の材料など、ハウスメーカーによってテイストやコンセプトが違います。
ハウスメーカーごとで異なる「外装」や「内装」の雰囲気を比較するために、1社づずつ確認することが必要です。
標準装備・オプション
住宅展示場にある家は、すべてが標準装備であるとは限りません。少しでも豪華に見せるために、グレードの高い装備(オプション)になっているケースが多いからです。オプションになっている装備には以下のような例があります。
標準装備とオプションの違いが分からない場合は、担当の営業マンに確認するようにしましょう。「トイレの手洗い場は必要ない」「キッチンをグレードアップして快適に料理を楽しみたい」「家を長持ちさせるために質の良い外壁にしたい」など、標準装備のままかグレードを高くしたオプションを利用するかは、それぞれの生活スタイルによって異なります。
自分が快適に暮らせるために、標準装備とオプションの違いを理解しておくようにしましょう。
担当者の対応
理想の住宅を作るためには、担当する営業マンが重要な役割を担います。住宅展示場にあるハウスメーカーで家を建てることを決めた場合、最初に対応した営業マンが担当になるケースが多いです。まずは社会人に必要な、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
- あいさつ
- 会話
- 服装
会話や身だしなみを確認して「この営業マンと信頼を作っていけるかどうか」という判断材料にするのがおすすめです。
最終的な判断材料は、家づくりに真剣に取り組んでいる「実績や経験が豊富な営業マン」かどうかです。生活動線を考えた間取りを提案してくれたり、土地を一緒に探してくれたりなどの対応力を見るようにしましょう。
住宅展示場のアンケートには回答するのがおすすめ
住宅を見学する際には、予算や家族構成などを確認するための「アンケート」があります。個人情報を書くことにためらう方も多いかもしれませんが、細かく書くことでハウスメーカーから的確なアドバイスや提案を受けることが可能です。
しつこい営業をしてほしくない場合は、アンケートを書く際にあらかじめ「電話や訪問による営業は遠慮します」などと伝えておけば安心です。
まとめ
住宅展示場でチェックするポイントが分かれば、効率よくさまざまなハウスメーカーを見学することが可能です。さらに、自分が建てる家に必要な設備やハウスメーカーの強みなどの情報が手に入るため、思い描いている住宅選びへの実現に近づけます。
これから家づくりを始めようと考えている方は、この記事で解説した住宅展示場のチェックすべきポイントを押さえて、実際の見学時に実践してみましょう。
WRITER
岩井 佑樹 宅地建物取引士・シニアライフ相談士
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飲料メーカーを経て2014年に宅建士として不動産会社に転職。2019年に不動産ライター業を始める。2024年3月現在、不動産会社のコラムや不動産関連記事を400記事以上作成。現在は不動産会社とWebライター業の会社を経営。現役不動産屋ならではの経験から、不動産に関する「リアル」な記事を発信している。
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