台湾地震「満員のモノレールの中でみんなが叫んでいた」 現地にいる人、日本で家族の安否を祈る人 不安募る
3日、台湾付近を震源とする震度6強の地震が発生しました。 台湾の気象当局は今回の地震は1999年の台湾中部で起きた地震以来の大地震と発表しています。現地に住む人や、現地に家族がいる人に聞きました。
「横揺れと縦揺れが同時にきたようだった」
台湾でウェブメディアを運営する代表は、地震発生時の様子をこう語りました。
ウェブメディア「台湾通信」早田健文代表
「印象としては横縦一緒にきたような気がしました。かなり大きな余震が頻繁に起きてます。外に逃げようかと思ったんですけど、私が住んでいるところは14階なんですよね、じっとしているしかなかった。エレベーターがずっと止まっていまして、歩いてのぼり降りするしかない。震源に近い台湾東部はかなり被害を受けているようです。テレビで報道されていますけれどもビルが倒れたり道路が崩落したりしています。」
家族が現地に「心配している」
福岡市中央区清川で台湾などアジア各国の食材を取り扱う物産店を運営する九州台湾商会の頼玉汝名誉会長は、家族が今回の地震で被害の大きかった花蓮県に住んでいます。
九州台湾商会 頼玉汝名誉会長
「友達が送ってくれた動画では、右、左の揺れがあって、満員のモノレールの中でみんなが立てないてないくらい。みんなが叫んでました。一番被害が大きいところが、花蓮の山沿いのところ。土砂崩れとかビルが倒れたりとかしていて、花蓮には親戚が住んでいるので、今も被害の状況が分かりません。親族は避難しているので今のところ全員安全です。台湾のみなさんに『日本の応援がある』と伝えておきます。
RKBラジオで長年、台湾コーナーのリポーターを務めてきた村上幸子さんは、「現地にはたくさんの友人がいて、とても心配している」と話しています。
RKBラジオ 村上幸子さん
「日本で災害が起きるたびに、いつも心を寄せてくれる台湾の方達のためにこれから何ができるのか考えていきたいです」
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