「部屋の片付けが苦手」「日ごろ忙しくて片付ける時間がない」など、さまざまな理由で部屋の片付けがうまくいかない人は多いでしょう。汚い部屋を放置しておけば、衛生面で大きな害を被るだけでなく、家が痛みやすくなり資産価値に大きな影響をもたらします。
そこでこの記事では、部屋の片付けがうまくいかずに悩んでいる方に向け、物を収納するコツやおしゃれな部屋にする方法を解説します。片付けのモチベーションを持続させるためにも、楽しみながら片付けを行うようにしましょう。
片付けが苦手な人の特徴3選
部屋の片付けが苦手な人に多いのが、主に3つの特徴です。この章で詳しく解説します。
物が捨てられない
片付けが苦手な人の特徴の一つは、物を捨てることができないことです。趣味でコレクションした物やお気に入りの洋服など、部屋の中には使わないものや必要のないものが溜まってしまいます。
改善策として、捨てるものと残すものを明確に区別し、思い切って処分する(捨てる)ことが重要です。使っていないものや不要なものを断捨離することで、部屋がすっきりと片付きます。
片付けの方法が分からない
片付けが苦手な人の特徴として「片付けの方法」が分からないことが挙げられます。部屋が散らかっていると、どこから手を付ければ良いのか分からなくなるのは当然です。
改善策として、部屋を整理する方法を学ぶことが大切です。たとえば、物を順番に片付ける方法や、整理収納のプロのアドバイスを参考にすることで効果が得られます。
片付ける時間がない
日頃から忙しい人は、片付ける時間がありません。しかし、忙しい生活の中で片付ける時間を作らなければ、部屋はどんどん散らかってしまいます。
改善策として、少しずつでも片付ける時間を確保することが重要です。たとえば、毎日15分だけでも部屋の片付けに取り組むことで、徐々に部屋を整える習慣が身につきます。
部屋を片付けるおすすめの手順4ステップ
この章では、部屋をスムーズに片付けるための4つの手順を解説します。
ステップ1. 使うものと使わない物を分ける
部屋を片付ける際には、まず「使うもの」と「使わないもの」を明確に分けることが大切です。たとえば、季節外れの服や使わなくなった電化製品など、必要のないものは別にしておきましょう。使わないものを分けることで、部屋の中がすっきりと整理され、片付け作業もスムーズに進みます。
ステップ2. 使わないものはなるべく処分する
使わないものを分けたら、できるだけ処分するようにしましょう。古い服や壊れた雑貨など、不要なものは捨てたりリサイクルに出したりするのをおすすめします。
不要なモノを減らすことで、部屋の中がきれいになるだけでなく、広々とした印象になり心も軽くなります。
ステップ3. 収納場所を決めておく
部屋を片付ける際には、収納場所を事前に決めておくことが重要です。たとえば、以下のように、それぞれのアイテムに適した収納場所を確保しましょう。
● 洋服・・・クローゼットや引き出し
● 本・雑誌・・・本棚や収納ボックス
こうすることで、物の場所が明確になり、後々の片付けも楽になります。収納場所を決める際には「使いやすさ」「生活動線上での収納のしやすさ」なども考慮するのがポイントです。
ステップ4. 時間を決めて少しずつ片付ける
片付けは、時間を決めて少しずつ行うことを心がけましょう。一度に全てを片付けようとすると大変な作業に感じてしまい、やる気がなくなります。
しかし、時間を決めて少しずつ進めることで、片付けに対する負担を軽減することが可能です。たとえば「今日は15分だけ片付ける」「棚1個分だけ片付ける」などと決めておくと、無理なく継続できます。時間を決めて少しずつ行う片付けは、部屋を常にきれいに保つための習慣化につながる方法です。
片付けや収納で部屋をおしゃれにする2つの方法
ここでは、遊び心のある収納方法で「おしゃれな空間」を作るための方法を2つ解説します。楽しみながら片付けを行い、おしゃれな部屋を実現させましょう。
あえて「見せる」収納を心がける
部屋をおしゃれに整えるための方法として、あえて「見せる」収納があります。これは、収納するものを隠すのではなく、見える状態で「飾る」という方法です。
たとえば、キッチンカウンターやリビングの棚に食器や書籍、インテリア雑貨を飾るように収納することで、部屋のアクセントとなり、おしゃれな雰囲気を演出します。また「見せる」収納は使い勝手が良く、必要なものをすぐに取り出せるため便利です。
壁面収納を取り入れる
部屋をおしゃれに見せる方法として「壁面収納」があります。部屋の床やスペースを収納場所として利用するだけでなく、壁に収納スペースを作ることで空間を有効活用することが可能です。
たとえば、壁に棚やキャビネットを取り付けて本や雑誌、CDなどを収納することで、部屋全体のデザイン性を高めます。さらに、お気に入りのインテリアアイテムを飾ることで、部屋の雰囲気を一層引き立てることが可能です。
これらの方法を取り入れることで、部屋を片付けるだけでなく、おしゃれなインテリアとしても楽しめます。部屋をより魅力的にするために、ぜひ試してみましょう。
片付け作業のモチベーションを維持するコツ
片付け作業を持続させるのは、難しいものです。以下の方法を実践してモチベーションを維持させましょう。
- 作業を小分けにする
- 目に見える成果を感じる
- 片付ける前に目標を立てる
一度に大掛かりな片付けをしようとすると、途中で飽きてしまいます。そのため、作業を小分けにして毎日少しずつ片付けるようにしましょう。1日10分程度の作業時間にすれば、負担も少なく習慣化しやすいです。
また、目に見える成果を感じることも大切です。たとえば、一つのスペースや引き出しをきれいに片付けると、達成感を感じられて次の作業に取り組むモチベーションにつながります。
さらに、片付ける前に目標を立てることが効果的です。たとえば「今週中にリビングの片付けを完成させる」といった具体的な目標を立てることで「やる気」が湧いてきます。
これらのコツを実践することで、片付け作業のモチベーションを保ちながら、部屋をすっきりと整えることが可能です。
まとめ
部屋の片付けは、日常生活において「心地よさ」や「快適さ」を生み出す重要な要素です。片付けをすることで、収納した物の場所が明確になるため生活が快適になります。
しかし、片付けが苦手な人にとっては、一歩踏み出すこと自体が難しいでしょう。まずは無理をせず、少しずつ進めることが重要です。一度に全てを片付けようとするのではなく、小さな目標を立てて、一つずつ達成することでモチベーションを保てます。
部屋の片付けは、継続的な努力が必要です。自分に合った方法で片付けを行い、豊かな生活を手に入れましょう。
WRITER
岩井 佑樹 宅地建物取引士・シニアライフ相談士
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飲料メーカーを経て2014年に宅建士として不動産会社に転職。2019年に不動産ライター業を始める。2024年3月現在、不動産会社のコラムや不動産関連記事を400記事以上作成。現在は不動産会社とWebライター業の会社を経営。現役不動産屋ならではの経験から、不動産に関する「リアル」な記事を発信している。
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