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8,800円のコースはお値段以上!平尾駅近くにできた期待の和食店

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記念日はもちろん、少し背伸びしたい若年層から、普段使いの店を求めるアッパー層まで広いニーズに応える和食店。それが今年4月にオープンした「白金 つるや」です。お値打ちな料理をリラックスして楽しめる、愛すべき新星を訪ねてきました。

つるや外観 つるや店主

つるや」の小さな表札が掛かるのは、日赤通りと高宮通りの間のビル1階。ほどよい隠れ家感のある静かな一画ですが、西鉄平尾駅から徒歩7分ほどとアクセスは上々です。

扉を開けると、店主の中山陽介さんと恵理さんが迎えてくれました。柔和な笑顔を絶やさぬご主人と、奥様の初々しい立ち振る舞いが好ましいオーナー夫妻。癒し系なその立ち姿は「つるや」の居心地よさを予感させるに十分でした。

つるや店内 つるや個室

ジャズボーカルが耳をくすぐる店内も印象的です。調理の躍動感を余さず伝えるフラットなカウンター。温かい照明に浮かぶ端正な表情。優美さと親しみが溶けあう凛とした光景は、小さな劇場のようにも見えます。店の奥には3~4名用の個室もあり、プライベートな会食で重宝しそうですね。

さて、この洗練された空間で味わえるのは、「日本食の喜びと、日常にハレを」がコンセプトのおまかせコース(8,800円)。ONOグループや「NUMBER SHOT」のフーマンラボなどで研鑽してきた中山さんが、あらん限りの技と熱意を注ぐ全11品です。

つるや刺身

茶碗蒸し、おしのぎ、前菜3種の順にコースはスタート。いずれも丹念な仕込みを伺わせる品々で、胃袋もすぐに温まり始めます。
それに続くお造りは3種類。今宵はワサビや塩でいただくイサキの炙り、土佐酢ジュレをかけた爽やかな後口のイシダイ、ニラ醤油で風味倍増の本マグロでした。盛り合わせにせず、毎回魚種ごとに趣向を凝らし、あえて1種ずつ提供しているそうです。

つるや魚料理

その後は、手羽先の唐揚げやだし巻き玉子といった馴染みの料理が登場。中山さんいわく「堅苦しい感じにならないよう、時折こういう料理も挟んでます」。この素朴さが、コンセプトの「ハレ」を強調するアクセントになるのでしょう。。
それを証明するように、続く魚料理には伝統技法を用いたアマダイ鱗揚げが供され、巧みにメリハリを演出します。鱗のカリッとした歯触りも、餡の深い風味も文句なし。なぜか酒の減り方が早くなる(笑)罪深き一品でした。

つるや肉料理

同様に、肉料理も思わず夢中にさせられる完成度。黒毛和牛のサーロインを低温調理し、柔らかく仕上げて炭で炙った旨味の塊。「出荷数が年800頭ほどの、貴重な壱岐牛を仕入れています。僕の故郷が誇る食材なので、どうしても皆さんに食べていただきたくて」と中山さんが微笑みました。
ちなみに屋号の「つるや」も、両親が壱岐で営むクリーニング店から貰った名前。「料理人が夢だった」という父への想いと郷土愛を胸に秘め、今日も中山さんは板場に向かいます。

つるや店主2 つるやご飯

そんな「つるや」のクライマックスは、“ごはん”に尽きると僕は思います。使うのは、京都の五ツ星お米マイスターがブレンドした極上米。それを南部鉄器で炊くことで粒が立ち、しかも珠玉のモッチリ感が楽しめます。
明太子やちりめん山椒等をあしらった、ごはんのお供がまた盤石。これに濃厚な「七山たまご」と、提供直前に削った鰹節を加えたら、最強の“日本のご馳走”の完成です。

イチゴ大福のデザートを含め、料理は期待以上の口福ばかり。そのコスパ感に、「これで8,800円?」と感嘆せずにはいられません。誠実な仕事ぶりが匂い立つ、中山さんの料理はそれほど魅力的でした。
「高級店の一歩手前」を目指したという、ほどよい非日常も快適至極。何度も通ってリフレッシュしたくなる、素敵な和食店ですよ。

白金 つるや
福岡市中央区白金2-11-30 コープオリンピア平尾1F
092-600-2960

店舗名:白金 つるや
ジャンル:日本料理
住所:福岡市中央区白金2-11-30 コープオリンピア平尾1F
電話番号:092-600-2960  ※要予約
営業時間:17:30~OS21:00
定休日:火曜、他不定休あり
席数:カウンター8席
個室:3~4名
メニュー:おまかせコース8,800円、日本酒1合1,500円~
URL:https://www.instagram.com/shirogane.tsuruya/

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この記事を書いたひと

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